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7月28日は、世界肝炎デー、日本肝炎デーです

更新日:2023年3月29日

 ウイルス性肝炎は、感染していても症状が現れにくく、感染に気づかないことがあります。また、肝硬変や肝がんに進行する可能性のある疾患です。
 世界肝炎デーは、世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染防止の推進を図ることを目的として2010年WHO総会で決定し、2011年から実施されている記念日です。日本でも厚生労働省が、同日を「日本肝炎デー」と定めています。
 これまで肝炎ウイルス検査を受けたことのない方は、この機会にぜひ肝炎ウイルス検査を受けましょう。

肝臓について

 肝臓は体の中で一番大きい臓器で、2,500億個の細胞でできています。栄養素の貯蔵と代謝、解毒など500を超える機能をもち、体の貯蔵庫や化学工場に例えられます。
 病気にかかってもすぐには症状が出にくいことから、「沈黙の臓器」とも呼ばれます。

肝臓の病気について

 肝臓は、かなりの肝細胞が壊れても、残った正常な細胞がカバーして機能を維持します。タフな反面、病気になっても、かなり進行するまで気づかないので要注意です。
 肝臓の機能が衰えると、全身に十分な栄養が届かないなど、深刻な事態を招きます。
 

肝炎について

 肝臓の細胞が広い範囲にわたって壊れた状態になります。
 原因:ウイルス、アルコール、薬剤、自己免疫の異常
 注記:日本では、ほとんどがウイルス性肝炎です。

ウイルス性肝炎について

 肝炎の原因の多くは肝炎ウイルスの感染です。国内で特に多いのはB型とC型です。
 肝炎ウイルスが体内に住みついた人をキャリア(持続感染者)といいます。現在、日本には、B型肝炎とC型肝炎の「キャリア」が300万人以上いると推定されています。自覚症状がないため、知らないうちに肝硬変や肝がんへ移行する人が多いことが問題となっています。

肝炎の検査について

 B型肝炎やC型肝炎が怖いのは、感染に気づかないまま放置すると、肝硬変や肝がんに進行する場合があるからです。自覚症状がなくても、これまで肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は受診をしましょう。
 肝炎ウイルスの検査は、血液を採取して調べます。短時間の検査で数週間後には結果が分かります。
 B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスは、血液や体液を介して感染します。感染直後は、検査でもウイルスを発見できないことがあります。感染に不安を感じたときは、数週間後に検査を受けてください。

市では、肝炎ウイルス検診を実施しています

 40歳以上の市民を対象に(過去に肝炎ウイルス検診を受けた方を除く)、肝炎ウイルス検診を委託医療機関で実施しています。(4月1日から11月30日まで)

肝炎の治療について

 感染がわかっても、症状は人によってまちまちであるため、治療を受ける必要がない場合もあれば、すぐに本格的な治療が必要な場合もあります。まずは専門家に診断してもらうことが重要です。

県では、肝炎初回精密検査・定期検査費用助成を行っています

 県では、肝炎ウイルス検査受検後の肝炎ウイルス陽性者などを早期に治療につなげるため、県が指定した医療機関で精密検査を受けた際の医療費(検査費用)の自己負担分の助成を行っています。

県では、肝炎治療医療費助成を行っています

 県では、インターフェロン治療、インターフェロンフリー治療および拡散アナログ製剤治療は医療費が高額となってしまうことから、早期治療促進のため、医療費の助成を行っています。

肝炎について知りたい、心配があるという方は、こちらまでご相談ください

埼玉県肝臓病相談センター

平日(月曜日から金曜日):午前9時から午後5時まで
土曜日:午前9時から正午まで
電話・FAX:049-276-2038

お問い合わせ

健康福祉部 健康増進課(保健センター) 成人保健担当

所在地:〒340-8588 埼玉県八潮市中央一丁目2番地1

電話:048-995-3381

FAX:048-996-7810

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