八潮市公共下水道のご案内
更新日:2023年5月24日
白鷺をデザインしたマンホール蓋
八潮市公共下水道は、昭和49年に整備着手し、昭和58年に供用開始しました。その後、都市開発に合わせて下水道を使用できる地域を拡大し、現在も鋭意整備を進めています。
家庭から出る排水には、トイレから出る「汚水」、台所やお風呂から出る「雑排水」、雨どいなどの「雨水」があります。市では、汚水と雑排水をまとめて汚水として取扱い、八潮市公共下水道へ排水しています。
八潮の下水道
八潮市の道路の下には、トイレや台所の汚水が流れる下水道管が埋まっています。下水道管の総延長は240キロメートル以上あり、この距離は八潮から高速道路を使用し福島県郡山市までの長さに相当します。しかし、市内にはまだ下水道を使用できない地域があるため、市では下水道管を埋める工事を進め、年々延長しています。お住まいの地域が、下水道を使用できるか確認するには、八潮市公共下水道平面図をご覧ください。新しく下水道を使用できるようになった地域は、毎年4月1日に告示を行いホームページなどで公開します。
項目 | 八潮市 |
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行政人口 | 92,527人 |
処理面積 |
871.1ヘクタール |
処理区域内人口 | 73,826人 |
水洗化戸数 | 30,068戸 |
水洗化人口 | 67,983人 |
管渠延長 | 255.9キロメートル |
整備率 | 48.3パーセント |
普及率 | 79.8パーセント |
水洗化率 | 92.1パーセント |
下水道は文化のバロメーター
下水道を使用できない地域では、個別浄化槽や汲取り式により汚水を処理することになります。人口密度が低く水路などが整備された地域の場合、下水道を整備するよりも個別浄化槽の方が適していることがあります。ただし、個別浄化槽は定期的な清掃や点検を行わなかったり、長年使用していると、汚水処理能力は低下していきます。一方で、下水道は清掃が容易なうえ、汚水を速やかに排出することができるようになり、害虫や悪臭発生の原因も断つことができます。このことから、下水道による安定した汚水の処理は、明るく豊かなまちづくりのため、人口密度の高い都市生活に欠かせない設備とされ、下水道の普及率が古くから文化のバロメーターと言われています。
市内では、浄化槽を使用している世帯が多くあります。市では、より多くの市民のみなさんに下水道を使用してもらうため、人口密度の高い市内各所で整備を進めています。下水道が整備された地域の方は、お早めに浄化槽からの切替え工事をお願いします。
下水道整備の進め方
下水道は、下水道法や都市計画法など、いくつかの法律が関わります。その中心となる下水道法では、都道府県が「流域別下水道整備総合計画」を定め、各市町村が詳細の計画を定めることになっています。
下水道全体計画 | 下水道整備に関する全体計画で、河川区域を除いた全市域の面積(1,626ヘクタール)を定めています。 |
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都市計画決定 | 道路や公園などの都市計画と整合を図るもので、下水道全体計画から市街化調整区域を除いた面積(1,308ヘクタール)を定めています。 |
下水道法事業計画 |
当面5年から7年先の事業計画を具体的にまとめたもので、都市計画決定面積から整備済み及び整備を進める面積(1,239ヘクタール)を定めています。 |
都市計画法事業計画 |
市では、事業計画区域内で下水道管の布設を進めています。下水道は緩やかな勾配による自然流下を基本としているため、下水道管の上流部に位置する地域では整備が遅れる場合があります。工事は、地面を掘る方法のほか、モグラのような機械で穴を掘り進める方法があり、その場所に適した方法を採用しています。工事期間中は、道路の通行などご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いします。
下水道の排水方法
市では、分流式という下水の排水方法を採用しています。これは、台所やトイレなど建物内で発生した汚水系統を下水道管へ排水し、雨どいや屋外水栓など建物の外で発生した雨水系統を、地面に浸透させるなど別々に処理する方法です。分流式にすることで、大雨の際も汚水処理施設の能力を超えることがなく、無処理の汚水が河川に流出することを防いでいます。汚水と雨水を分ける考え方は、昭和40年代以降の河川等で水質汚染が広まったことが背景にあり、新たに整備する国内の下水道は、ほぼ分流式を採用しています。
トイレや台所から道路の地下にある下水道管に繋ぐためには、敷地内に排水設備(配管)と公共汚水桝を整備する必要があります。排水設備は個人の持ち物となり、整備及び管理は個人で行うこととなります。
敷地内の排水設備(配管)を工事する際は、個人で工事業者に依頼することになります。工事業者は、下水道に係る技術を有している必要があることから、各市町村では指定下水道工事店を定め、登録事業者が排水設備(配管)の工事を行うようにしています。八潮市指定下水道工事店は、以下のリンク先をご覧ください。
公共汚水桝は、原則として下水道が整備された際に設置しますが、その後の敷地分割などにより公共汚水桝がない敷地が生まれた場合は、八潮市指定下水道工事店を通じて市に申請する必要があります。
八潮市指定下水道工事店
下水道管へ流れた汚水は、埼玉県が管理する下水道管を経由し、三郷市の中川水環境センターへ排水します。中川水環境センターは、埼玉県が管理する広大な汚水処理施設で、春日部市や草加市など県東部11市4町の汚水を処理し、きれいな水に変えて河川に放流します。
下水道の正しい使い方のお願い
下水処理場の処理に要する負荷が年々大きくなっています。少しでも負荷を軽くするため、次のことを守っていただくようお願いします。
台所のゴミやテンプラ油は流さないでください。
水洗トイレには、トイレットぺーパー以外の生活用品は流さないでください。
有害な物質や危険物は絶対に流さないでください。
下水道課について
所在地
八潮市中央一丁目2番地1 市役所本庁舎3階
開庁時間
平日(年末年始など除く)の午前8時30分から午後5時15分まで
担当係
管理係
電話:048-996-3495
- 下水道台帳、受益者負担金の確認
- 下水道使用料に関すること
- 八潮市指定下水道工事店に関すること
- 排水設備等計画確認申請の申請
計画・工務係
電話:048-996-3538
- 下水道事業の計画に関すること
- 下水道管の工事、維持管理に関すること
業務係
電話:048-996-2111(内線345)
- 公営企業会計に関すること
- 下水道事業審査会に関すること
