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帯状疱疹について

更新日:2023年12月13日

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)ウイルスが原因で起こります。子どもの時に水痘に感染した方は、治った後も水痘・帯状疱疹ウイルスが生涯にわたって神経節に潜伏します。
その潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化することで発症する皮膚疾患が帯状疱疹です。
帯状疱疹は、過労やストレス・加齢などによる免疫力の低下により、発症し、50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに3人に1人は発症すると言われています。

症状

通常、帯状疱疹になると、初めにピリピリ・チクチクといった神経性の痛みを感じ、数日で発疹や水ぶくれが生じ、赤い帯状に広がります。その後、2週間から4週間程度で症状は治まり、かさぶたとなっていきますが、発疹などの皮膚症状が治まった後も、約2割の方が帯状疱疹後神経痛(PHN)を患う可能性があるといわれています。
※帯状疱疹後神経痛(PHN)の症状には、普段は痛みを感じない軽い接触(タオルで顔をふく、服を着る等)によって皮膚に痛みを感じる等の特徴があり、日常生活にも影響が生じる場合があります。

症状が出やすい部位

症状は、胸・腹・背中・など、多くは上半身にみられ、頭部や顔・首などに現れることがあり、目や耳の神経が害されるとめまいや耳鳴りといった合併症がみられることがあります。

帯状疱疹?と思ったら

皮膚科か内科にお問い合わせください。また、まぶたや目の周りに症状が生じた場合は眼科にお問い合わせください。
発疹が出てから72時間以内に抗ヘルペスウイルス薬の投与を始めることがすすめられています。72時間を過ぎた場合でも、投与することで、皮膚症状の改善や、痛みが消えるまでの時間を短縮することができるとされています。
適切な治療をせずに放置すると徐々に悪化し、長い間痛みが残る可能性もあります。早い段階で受診し、早期治療につなげましょう。

帯状疱疹にならないために(免疫力を高める)

次のことを意識して、できるだけ健康な生活習慣を保ち、免疫力を高めるこが、予防に効果的です。
1.よく睡眠をとる
2.バランスの良い食事をとる
3.適度な運動をする
4.ストレス発散を心がけましょう

ワクチンで予防する(任意接種のため、費用は全額自己負担です)

帯状疱疹の予防には、日頃からの体調管理も大切ですが、50歳以上の方は予防目的で予防接種が受けられます。帯状疱疹は、法令に定めらえた定期予防接種の対象疾病ではないため、ワクチン接種をする場合は任意予防接種となり、全額自己負担となります。現在、市の公費助成制度はありません。
接種費用は医療機関ごとに定められておりますので、医師などにご相談のうえ、予防接種による効果や副反応、健康被害救済などについて十分にご理解をいただいた上で、接種の判断をお願いします。

ワクチンの種類

帯状疱疹ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチンの2種類あります。
接種方法や回数などに違いがありますので、医師にご相談ください。

 乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビゲン」(生ワクチン)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」(不活化ワクチン)
接種回数1回2回
接種方法皮下注射筋肉内注射
接種費用比較的安価値段が高い
予防効果50パーセント程度90パーセント程度

出典:国立感染症研究所「帯状疱疹ワクチンファクトシート」

市内実施医療機関

市内実施医療機関については、保健センター(048-995-3381)にお問い合わせください。
接種費用は医療機関によって異なります。

予防接種による健康被害救済制度について

帯状疱疹ワクチンの予防接種は任意接種のため、健康被害が生じた場合は「独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済となります。申請に必要となる手続き等については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構にお問い合わせください。

新たに定期予防接種化が検討されています

帯状疱疹予防接種につきましては、現在、国が定期接種化に向けて検討を行っています。現時点では、定期の予防接種ではないため、任意接種(自費診療)となります。

お問い合わせ

健康福祉部 健康増進課(保健センター) 感染症予防担当

所在地:〒340-8588 埼玉県八潮市中央一丁目2番地1

電話:048-995-3381

FAX:048-996-7810

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