お気軽にご相談ください　民生委員・児童委員、主任児童委員

　5月12日は「民生委員・児童委員の日」、12日から18日までは「民生委員・児童委員の日　活動強化週間」です。民生委員・児童委員、主任児童委員をより多くの方に知っていただくため、制度や活動内容について紹介します。

民生委員・児童委員とは
　民生委員・児童委員は、民生委員法に基づき厚生労働大臣に委嘱された非常勤特別職の地方公務員です。児童福祉法に基づき「児童委員」を兼ねて活動しています。市内3地区（八条地区・潮止地区・八幡地区）の民生委員・児童委員協議会に分かれ、令和7年4月1日現在109人の委員が活動しています。

活動内容
　民生委員・児童委員は、地域の皆さんと同じ目線で相談を受け、問題解決に向けて適切な機関へとつなぐ重要な「地域のパイプ役」として働いています。一人暮らし高齢者の見守りや児童への声掛けなどを通して、地域の安全・安心を支えています。

相談したいとき
　住所により担当民生委員が異なりますので、社会福祉課までお問い合わせください。民生委員は守秘義務が法律によって定められているため、相談内容などの秘密が他に漏れることはありません。安心してご相談ください。

民生委員になったきっかけを教えてください。
　自治会よりご推薦をいただき活動を始めました。最初は戸惑うことが多かったのですが、会議等の出席や、身近な先輩民生委員に相談しながら活動に慣れていきました。その後も、困難事例の際は、一人で抱え込まずに、行政や専門機関に繋げる、アドバイスを受けるなどして解決しました。このような活動で得られる充実感もあり、やりがいに繋がっています。

どのような活動をされていますか。
　民生委員・児童委員協議会として社会福祉協議会と連携し、歳末慰問品を届ける活動や、市民まつりでの赤い羽根募金への協力等を行っています。また、附属機関委員を務めることや、研修等で学ぶ機会も多くあります。その他、自治会主催の敬老会への参加を通じた地域貢献や、日常での心配ごとや悩みに関する相談を受ける心配ごと相談員も行っており、この活動で得た経験も民生委員活動に活かされています。

活動を通じて励みになったことや出来事はありますか。
　高齢者と障がい者のスポーツの祭典で、障がいを持つ方の補助として玉入れの競技に参加しました。私は玉を競技者に集めて渡す役割を担っていましたが、その際に、ボランティアの中学生が笑顔で手伝ってくれ、優しさを感じる瞬間でした。こういった出来事に遭遇すると、民生委員をやっていて良かったと思います。

市民の皆さんにメッセージをお願いします。
　昨今、特殊詐欺が横行していると認識しております。犯人からの電話を信頼し、振込などをしてしまうと、金銭等を騙し取られてしまいます。お金の話はひとりで決めずご家族や警察に相談しましょう。また、困りごとがあれば、お近くの民生委員・児童委員に連絡するなど信頼できる相手に相談していただけたらと思います。