八潮市小中一貫教育 大原中学校ブロック研究発表会
更新日:2022年6月3日
令和3年11月12日(金曜日)に、大原中学校ブロック(大曽根小学校、大原小学校、大原中学校)において研究発表会を開催しました。
大原中学校ブロックにおいて、「学力・体力の向上と豊かな心を育成する小中一貫教育の推進~深める授業・高まる学力・学びを結ぶいきいきトライ~」の研究主題のもと、研究発表会を開催しました。
大原中学校ブロックでは、「小学校と中学校の9年間を授業でつなげる」ことを第一に、教職員の交流や出前授業など、様々な取組を実践しています。特に、八潮スタンダードで示されている「深める」に重点を置き、子どもたちの話し合いの充実やICTの効果的な活用についての研究を発表しました。
大曽根小学校、大原小学校
小学校では「国語、算数、道徳、体育」の授業を公開しました。「知、徳、体」をバランスよく兼ね備えた児童生徒を育成します。
国語(6年生)
国語の授業では、日本文化の魅力をパンフレットにまとめ、友達と推敲しました。タブレット端末を活用し、友達のパンフレットの良いところや改善点を伝え合いました。
算数の授業では、自分の考えと友達の考えを比べながら、それぞれの考えの違いや共通点を見つけ、児童同士で考えをつないでいきながら課題を解決することができました。
道徳(4年生)
道徳の4年生の授業では、真心の美しさや気高いものに感動し、その行為や思いを大切にしようと話し合っていました。1年生の授業では、身近な友達となかよく活動し、助け合うことの大切さに気付き、友達が困っているときには、どうすればよいのかを話し合いました。
体育(6年生)
体育の授業では、ゴール型やネット型のボール運動を行いました。チームで、選んだ作戦を実践した時の課題を伝え合い、作戦を修正して、ゲームに臨んでいました。
大原中学校
中学校では、「国語、数学、学級活動(食育)、特別活動(いのちの授業)、合同保健委員会」を公開しました。どの授業においても、話し合い活動には、ペア・トリオ・グループ学習を積極的に取り入れており、生徒が自分と友達の考えを比べながら考えを深め、発表することへの意欲向上につなげていました。さらに小学校と中学校で「深める」視点を統一することにより、学びを結ぶことができました。
いのちの授業
助産師の直井亜紀さんと教員2人で授業を行いました。授業を通してかけがえのないひとつの生命を尊重すること、他者に対しても尊重する姿勢を持つことの大切さを学んでいました。そして自分の存在も世界の中でかけがえのないものであるという直井さんの話を真剣に聞いていました。
食育の授業
食育の授業では、成長期におけるカルシウム摂取の重要性について学びました。タブレットの付箋機能を使ってグループの考えを深めながら理想の献立を作成し、食生活を見直すきっかけになりました。
全体会
研究の概要についての発表
大原中学校ブロックの研究の概要や成果と課題について発表しました。また、まなび(学力)部会、まなび(体力)部会、こころ(道徳)部会、こころ(生徒指導)部会、しえん(しえん)部会、しえん(健康)部会の部長がそれぞれの部会の手立てや課題について報告しました。学力調査やアンケートなどから、学力や体力が向上していました。今後は、さらなる魅力的な授業づくりについて研究していきます。