八潮市小中一貫教育の取り組み
更新日:2020年12月10日
八潮市の小中一貫教育
市では、市内全小中学校で小中一貫教育を推進し、小中学校の「学び」をつなぎ、義務教育9年間にわたる連続性・系統性を大切にした学習指導、生徒指導等の充実により「学力・体力の向上」と「豊かな心の育成」を目指しています。これまでの15年間の取り組みで、基礎学力の向上に一定の成果が表れ、不登校児童生徒や非行問題行動が大幅に減少しました。
こうした成果を踏まえ、平成28年度からの10年間を「次のステージ」と捉え、児童生徒の「学力・体力の向上」と「豊かな心の育成」に向けた新たな取り組みを展開しています。
4つの特徴
- 施設分離型(小学校2校、中学校1校でブロックを編成)で進めています。
- 総合的な学習の時間を、その趣旨を生かした、えらべる科、ふるさと科に再編成し、進めています。
- 教職員のアイデアを生かし、ボトムアップで進めています。
- 中学校ブロックの特色を生かして進めています。
具体的な取り組み
学力の向上
市内全小中学校では、「つかむ・見通す→考える→深める→まとめる」という学習の流れとその指導ポイントを記した「八潮スタンダード」(目指すべき授業展開を示したモデル)を活用した授業改善に取り組んでいます。「八潮スタンダード」は、令和2年度から実施された新学習指導要領の趣旨(知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成、学びに向かう力・人間性等の涵養)を生かした「主体的・対話的な深い学び」の実現を目指しています。
授業では、自分一人で考える時間や友達と話し合い、一緒に考える時間、自分の考えを広める時間を十分に確保し、基礎基本の力と思考力・判断力・表現力の向上を目指しています。
豊かな心の育成
「八潮市みんなでいじめをなくすための条例」(通称:いじめゼロ条例)が平成27年9月に施行されたことを機に、市内全小中学校で「いじめ撲滅」を目指した授業を継続して行っています。
教員が作成した児童生徒の発達段階に応じたモデル授業案を活用し、普段の生活で起こり得る具体的な場面を想定した授業を行い、児童生徒がいじめ撲滅に向けた実践力の向上を目指しています。
不登校や非行問題行動の減少に一定の成果を得た今、授業をとおして児童生徒の心の豊かさを醸成していきます。
体力の向上
知・徳・体のバランスの取れた児童生徒の育成を目指すため、平成28年度から小中一貫教育推進の重要な柱の1つとして「学力の向上」「豊かな心の育成」に「体力の向上」を加えました。市内全校で、教員が作成した「新体力テスト攻略ハンドブック」を活用した体力向上の取り組みが展開されています。
新体力テストの結果は、普段の体育授業の成果の1つであるため、今後は体育授業の改善を通した体力向上に取り組んでいきます。
令和6年度の取組
令和6年度八潮市小中一貫教育推進計画「はばたきプラン」(PDF:3,640KB)
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