詐欺の対処法あれこれ
更新日:2018年8月20日
なりすましなどによる詐欺被害が後を絶たない状況です。詐欺の手口を知り、被害を未然に防ぎましょう。
主な詐欺の手口と対処法
手口 | そのときの対処法 | |
---|---|---|
還付金詐欺 | (犯人) 「八潮市役所の者です。〇〇色の封筒は届きませんでしたか?健康保険組合に電話をしてください」と電話をかけてくる。 |
一度電話を切り、市役所(電話:996-2111)へ電話して、市役所職員が電話をかけてきたか直接確かめてください。 |
犯人から聞いた健康保険組合の番号に電話をかけると・・・ |
絶対にATMを操作してはいけません。指示どおり操作すると、犯人の口座に振込みをすることになります。 |
|
アダルトサイト | 次のようなメールを、突然送りつけてくる。 (犯人) 「有料アダルトサイトの閲覧履歴が残っている。本日中に利用料を支払わないと法的措置をとる」 |
身に覚えのないメールであれば、無視してください。 繰り返しメールが送られてくる場合もありますが、全て無視します。 |
メールを開き、メールに記載されていた連絡先に電話をかけると・・・ (犯人) 「コンビニでギフトカードを購入して、カードの番号をメールで送ってください」と言われる。 |
ギフトカードの番号を教えてしまうと、カードが手元にあってもプリペイド分の料金は犯人に使われてしまいます。 万一、心当たりがあり不安なときでも、メールには対応せず、消費生活センター(※下記参照)へ相談してください。 |
|
息子をかたる詐欺 | 息子になりすました犯人が、次のように電話をかけてくることがある。 (犯人) 「風邪をひいて声が変わった」「携帯電話の番号が変わったので登録してほしい」 |
犯人は、犯行前の準備として、息子などをかたり偽物の番号を知らせてくることがあります。 電話で「風邪で声がおかしい」などと言うときは、詐欺の前兆の可能性があります。以前から知っている息子さんの番号に電話し、本当に番号が変わったかを確認してください。 |
息子になりすました犯人が、次のように電話をかけてくる。 (犯人) 「おなかが痛くなってコンビニでトイレを借りた、携帯電話と会社のお金が入ったカバンを置き忘れた」「電車の中にカバンを置き忘れた」など |
犯人はだます人を慌てさせて、話を信じ込ませようとします。 落ち着いて、直接息子さんに電話をかけて、状況を確認してください。 |
|
(犯人) 「今、取り込んでいて家に向かえないから、上司(あるいは同僚)の○○がお金を受け取りに行くね」 |
最近増えている手口です。息子さん本人以外には、絶対にお金を渡してはいけません。 |
※消費生活センター・・・市役所内に相談窓口があります。専門の相談員が相談者のお話をお聞きします。電話:996-2111内線336【受付は商工観光課】
なぜ、だまされてしまうのか?
自分はだまされないと思っている
多くに方が「テレビや新聞であれだけ注意を促しているのに、なぜ、だまされてしまうのだろうか」「私は詐欺を知っているから大丈夫」と思っています。
しかし、被害者の多くは、「手口を知っているから自分は大丈夫だと思っていた」「だまされるなんて考えたこともなかった」と答えるケースが多いのです。
「自分はだまされない」という過信は禁物です。「詐欺は他人事ではない」という心構えを持つことが必要です。
家族や身内の声を聞き分けることは難しい
多くの方は、家族の声と他人の声を聞き分ける自身があると思っています。しかし、実際には、家族の声を聞き分けられず、被害に遭っています。
また、犯人の手口が巧妙で、本当の家族と連絡を取らせないようにするため、最初の電話で「携帯電話の番号が変わった」などと偽物の番号を知らせます。
そして「風邪をひいた、のどの調子が悪い」など、聞きなれた声とは違う言い訳を告げ、受け手を納得させようとするパターンが多く、そう簡単に声を聞き分けることができないように仕向けてきます。
だまされないためにできること
注意するのは高齢者だけではありません。息子娘世代の皆さんの協力が必要です
詐欺の犯人は、息子などになりすまして、主に高齢者から現金をだまし取ろうとしています。
「たまに連絡を取っている」と言うだけでは、被害の防止は難しい状況です。時間がないという方も、頻繁に連絡を取りましょう。
合言葉を作りましょう
日頃から家族とコミュニケーションをしっかりとっても、被害にあった方がいます。
普段から、「呼びかけ方」や「合言葉」を決めておくと、被害を未然に防ぐ可能性が高くなります。