非常時の備え
更新日:2023年6月16日
家庭での備え
大地震などの災害の後は、水道・ガス・電気などが長時間にわたって供給されないことが予想されます。このため、災害時に備えて日頃から生活必需品を備蓄しましょう。
大規模災害では、市の備蓄物資の供給にもある程度時間がかかることが想定されます。最低でも3日分(推奨7日分)の生活の備えをしておきましょう。
阪神・淡路大震災の供給ストップ期間
全面復旧までに
水道=90日間、電気=7日間、都市ガス=84日間
災害時の必需品
★ 各家庭で備えましょう! 7日分の生活必需品 ★
水
- 飲料水は、1人1日3リットルが目安です。乳幼児や病人など家族構成に合わせて用意しましょう。
- 給水タンクで貯留できますが、定期的に中身を取り替えるなど管理しましょう。
- ミネラルウォーターは長期保存可能なものもあります
- 飲料水以外に、生活する上で使用する水の確保も必要です。雨水タンクなどの設置で備えましょう。
食料品
- 最低でも3日分(推奨7日分)を備蓄しておきましょう。
- 米(レトルト、アルファー化米など調理せず食べられるもの)、ビスケット類、インスタント食品類
- 粉ミルク、離乳食、おやつなどの子ども用食品
- 7日分の食料は、すべて非常食だけで確保する必要はなく、「冷蔵庫内の食べ物→普段の買い置き食品→非常食」の順で食べることで、災害時の食料を容易に確保することができます。
ローリングストック
「ローリングストック」とは、食料品の備蓄方法の一種で、レトルト食品や缶詰など、非常食としても活用できる食品を買い置きし、普段の食事の中で定期的に消費しながら、その後、消費した分を買い足していく方法のことです。
「ローリングストック」を活用しながら備蓄に取り組みましょう。
照明
- LEDランタンは3つ以上準備しましょう。
- 懐中電灯は、1人1個あることが望ましいです。
- マッチ、ライター、ロウソクは火事に気をつけましょう。
情報収集
- 携帯ラジオ、電池、ポータブル電源、モバイルバッテリーなど
燃料
- 卓上コンロや固形燃料などが便利です。
注記:ガスボンベの予備も忘れずに!
衛生用品、医薬品、携帯トイレなど
- トイレットペーパーやウェットティッシュ、生理用品などの衛生用品を用意しましょう。
- 常備薬(外傷薬、かぜ薬、胃腸薬など)、消毒薬、包帯、脱脂綿、はさみ、ピンセットなども必要です。
- 健康な人は、1日5回程度、トイレに行くといわれています。携帯トイレは、1人 1日 5回分を7日分以上準備しましょう。
その他持ち出し品
家屋の倒壊や火災などにより避難する時には、上記必需品のほかに、日常の衣料品や貴重品を携帯しましょう。
衣類・日用品(下着・シャツ、防寒具、紙おむつ、タオルなど)
毛布など
貴重品(硬貨などの現金、預金通帳・健康保険証などの写し)
ペットとの避難
不特定多数の方がいる避難所にペットと避難する場合は、動物が苦手な方やアレルギー体質の方に配慮し、居室への持ち込みは原則禁止です。
また避難所のルールに従って、給餌や排泄物の清掃など飼育・管理は、飼い主が責任を持って世話を行います。避難する際には、ケージやペットフードの持参をお願いします。
市の備蓄品
大地震が起こると、一時的に電気・都市ガス・水道などのライフライン機能が停止したり、食料や生活必需品の供給・販売機能が滞り、通常の生活ができなくなることが予想されます。
市では、日ごろから、計画的に食糧や生活必需品を調達できるように対策を立てています。現在、市内の小中学校や公共施設などに備蓄しています。
救出資機材 | 折りたたみ式リヤカー、救助用具セット、発電機、投光装置 |
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資機材・日用品など | 毛布、カーペット、保温マット、防水シート、組み立て式トイレハウス・災害用便器、救助箱、発電式ラジオ、LEDランタン、生理用品、紙おむつ、タオル、かまど、哺乳瓶、ゴミ袋 |
食糧・飲料水 | アルファー化米、粉ミルク、保存水 |
防災チェックと耐震チェックをしましょう
防災チェック
室内の家具や電化製品、ガラスなどは、地震時には凶器となりかねません。災害を拡大させないために、日ごろから家具の固定・転倒・落下防止を講じるなど、室内を安全にするよう努めましょう。
1) 家具や電化製品は、柱・壁・床に固定し、転倒しないようにする。ガラスには、網入りガラスや飛散防止フィルムを貼るなど工夫しましょう。
2) 重たい置物などは、高いところに置かないようにしましょう。
耐震チェック
住まいがどのくらい安全かどうか、耐震チェックをしてみましょう。
(財)日本建設防災協会のホームページ(外部サイト)内のトピックス(情報公開コーナー)を参照ください。