里親制度をご存じですか
更新日:2024年4月17日
里親とは
里親とは、児童福祉法に定められた制度で、両親の病気、離婚、虐待等の様々な事情により、家庭で生活できない子どもたちを、一時的または長期的にご自分の家庭に預かり、親に代わって温かい愛情と家庭的な雰囲気の中で、子どもを育てていただける方のことです。
近年、子どもにかかわる問題が大きな社会問題となっている中、すべての子どもが温かい家庭に恵まれるよう、広く里親になっていただける方を募っています。
里親になるまで
相談
児童相談所や支援機関に相談し、説明を受けます。
ご理解いただきましたら、ご家族同意の上でお申し込みください。
随時、里親入門講座も開催しています。
(お知らせは、ホームページまたは広報やしおにて行っています。)
研修・家庭訪問
研修は数日間で、里親制度や子供の権利擁護について学び、乳児院などで実習も行います。
児童相談所の担当職員がご自宅に訪問し、家庭の状況を調査します。
登録
児童福祉審議会等の審議を経て、里親として認定されると、里親名簿に登録されます。
子どもとの出会い
子どもの紹介を受けて面会し、外出や数日間の宿泊などで交流します。
里親委託
ご自宅で、子どもとの生活が始まります。
里親の種類
養育里親
18歳まで(必要な場合は20歳まで)の子どもを、子どもが自立したり、生まれ育った家庭に戻ったりするまで、自分の家庭に受け入れて育てる里親です。期間は、子どもの事情によって様々です。
養子縁組里親
原則6歳未満の子どもを、特別養子縁組(戸籍上も自分の子どもとして育てること)を前提として養育する里親です。養子縁組が成立するまでは、里親として育てます。
短期間の里親もあります
子どもが親と離れて生活しなければならない事情の中には、例えば”母が出産で入院”といった数日間の場合や、”けがで1か月間入院”など比較的短期間のケースもあります。「短い期間なら協力できる」という方に適しています。
※他に、虐待により専門的ケアを必要とする子どもや障害のある子どもを育てる「専門里親」、
両親が死亡するなどして育てられなくなった子どもを親族が育てる「親族里親」があります。
よくある質問
Q1,里親になるために子育て経験や特別な資格は必要ですか。
A1,必要ありません。ただし、所定の研修を受けるなど、一定の要件を満たすことが必要です。欠かせないのは、子どもの養育に対する理解と熱意、そして子どもへの豊かな愛情です。
Q2,単身者でも養育里親になれますか。
A2,一定の条件を満たせれば、単身者でも里親になれます。
Q3,子育てで困ったときはどこに相談できますか。
A3,養育はチームで行います。児童相談所や市の関係課、支援機関などが訪問や電話でサポートします。
Q4,家の広さなどに条件はありますか。
A4,子どもが生活するために必要な広さがあれば、借家でも大丈夫です。年齢によって男女を別の部屋にするなどの配慮は求められます。
Q5,子育ての経験がなくても、里親になれますか。
A5,可能です。里親として子どもを迎え入れるために必要な知識などは登録前の研修で身に着けることができます。
また、児童相談所の職員などが電話や訪問により疑問や悩みをお聞きして一緒に解決方法を考えます。
さらに地域の里親会による支援や交流活動もあります。
Q6,里親とは、養子縁組のことですか。
A6,里親には、養子縁組を前提とする里親や、事情があって家族と生活できない子どもを一定期間養育する養育里親などがあります。
里親=養子縁組とは限りません。
里親として、お子さんを迎え入れたら…
児童相談所や、民間団体により里子と同居することになった場合は、
児童福祉法30条による届出書が必要となります。
また児童手当・こども医療費の手続きも、必要となります。
提出先は、子育て支援課です。
(事前に、里親であることを電話で伝えておくと、窓口でのお手続きがスムーズです)
問い合わせ
子ども家庭支援課 内線806
草加児童相談所 電話:048-920-4152
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ