冬場に多発する入浴中の事故(ヒートショック)にご用心
更新日:2025年1月8日
ヒートショックとは?
ヒートショックとは、急激な温度差がもたらす健康被害のことです。
暖かい部屋から寒い部屋への移動などの急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などを起こすことがあり、冬場に多く見られます。
入浴時は特に注意が必要です。
安全に入浴するための注意点。
入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
- 脱衣所、浴室を事前に温めておくことで温度変化を少なくしましょう。
- 脱衣所では小型の暖房器具を使用したり、浴室では入る直前にシャワーで浴室をあたためるなどが効果的です。
温度は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
- 高すぎる温度はヒートショックの危険性が増すので注意が必要です。また、湯船につかる前によくかけ湯をしてから入るようにしましょう。
- 寒い日は長湯になりがちですが、湯に10分以上つかるのはのぼせてしまうこともあるので注意が必要です。
浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
- 湯船につかり体温が上がると血圧が下がるため、急に立ち上がると立ちくらみによる転倒の恐れがありますので注意しましょう。
食後、飲酒直後の入浴はやめましょう。
- 食後、飲酒直後の入浴は血圧の急激な低下を招くため注意が必要です。
- 食事のみや少量の飲酒であれば1時間から2時間空けて入浴しましょう。
- 過度に飲酒した場合は入浴を避けることもヒートショック予防の観点からは大切です。
入浴することを家族などに声をかけておきましょう。
- 同居の家族がいる場合は何かあった時の為に入浴前に一声かけましょう。
- 離れて暮らしてる場合は入浴前後に連絡をとることも検討してみてください。
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