RSウイルス感染症の定期予防接種(母子免疫ワクチン)
更新日:2026年2月27日
令和8年4月1日から妊婦の方を対象とした定期予防接種が開始されます
令和8年4月から、国の方針に基づき、RSウイルス感染症の定期予防接種(母子免疫ワクチン)が開始されます。接種を希望する方は、期待される効果や予想される副反応などについて、十分に理解した上で接種をご検討ください。


RSウイルスワクチン(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
RSウイルス感染症とは
RSウイルスは、特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が、少なくとも1度は感染するとされています。
初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。
母子免疫ワクチンとは
生まれたばかりの乳児は、免疫の機能が未熟であり、自力で十分な量の抗体をつくることができないとされています。母子免疫ワクチンとは、妊婦が接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時から病原体に対する予防効果を得ることができるワクチンです。
接種について
対象者
妊娠28週0日から36週6日までの妊婦(接種当日八潮市に住民票のある方)
注記:接種後14日以内に出生した乳児における有効性は、確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師に相談してください。
接種費用
無料(ただし、委託医療機関外で接種する場合は、医療機関の窓口で費用を支払い、後日、償還払い)
注記:接種当日に八潮市民ではない方は、自己負担になりますので、ご注意ください。
接種回数
妊娠ごとに1回(筋肉内に接種)
過去の妊娠時に組換えRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)を接種したことのある方も対象です。
接種場所
決まり次第、ホームページに掲載します。
持ち物
予防接種予診票・母子健康手帳・マイナ保険証等・筆記用具
注記:母子健康手帳を忘れた場合は、接種できませんのでご注意ください。
注記:予防接種予診票がお手元にない場合は、保健センターにお問い合わせください。
母子免疫ワクチンの効果
| 生後90日時点 | 生後180日時点 | |
|---|---|---|
| RSウイルス感染による医療受診を必要とした 下気道感染症の予防 | 6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
RSウイルス感染による医療受診を必要とした重症下気道感染症の予防 |
8割程度の予防効果 | 7割程度の予防効果 |
注記:生後6か月までの有効性が検証されていますが、生後6か月以降の有効性は確立していません。
注記:接種後14日以内に出生した乳児における有効性は、確立していません。接種後14日以内に出生した乳児については、胎児への抗体移行が十分でない可能性があります。
ワクチンの効果と副反応
妊婦が予防接種を受けることで、新生児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患を防ぐことができます。主な副反応として、疼痛、頭痛、筋肉痛、紅斑、腫脹、発疹、蕁麻疹などがみられます。まれに起こる重大な副反応としてショック、アナフィラキシーがあります。
当日接種ができない方
・ 明らかに発熱(通常37.5℃以上)している方
・ 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
・ 過去にこのワクチンに含まれている成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方
・ 上記以外に医師が予防接種を行うことが不適当な状態にあると判断した方
接種に注意が必要な方
・妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと診断された方(今までの妊娠で診断された方も含む)
・筋肉内注射のため、血小板減少症や凝固障がいを有する方、抗凝固療法を実施されている方
・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患を有する方
・予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
・けいれんを起こしたことがある方
・免疫不全と診断されている方や近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
・組換えRSウイルスワクチンの成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方
・授乳中の方
注意事項
・接種当日は激しい運動をさけ、接種部位を清潔に保ってください。
・接種後は、健康状態によく気を付けてください。接種部位の異常な反応や体調の変化、高熱、けいれんなどの異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
・接種直後または接種後に迷走神経反射として失神があらわれることがあります。
・授乳をしている方は、医師に相談してください。
・他の医師を受診したり、他のワクチンを接種する場合は、必ずこのワクチンを接種したことを医師または薬剤師に伝えてください。(百日咳含有ワクチンと同時接種を行った場合、単独接種と比べて、百日咳の防御抗原に対する免疫応答が低下するとの報告があります。)
県外で接種をご希望の方
県外で予防接種をご希望の方は、保健センターへお問い合わせください。
接種前の事前申請が必要となりますので、接種の2週間前までに申請をお願いします。
申請書などは後日、ホームページに掲載します。
定期予防接種費用の助成(償還払い)について(PDF:422KB)
予防接種健康被害救済制度
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。接種を受けたご本人および出生した児が対象となります。万が一、健康被害が生じた場合は、保健センターへお問い合わせください。
・定期予防接種の健康被害救済制度
・
予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)(外部サイト)
予防接種後の副反応疑い報告
厚生労働省では、ワクチンの接種後に生じる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。
予防接種後に発症した健康被害については、医師だけではなく、患者から医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ医薬品副作用報告できる制度もあります。
・
患者の皆様からの医薬品副作用報告(外部サイト)
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