長周期地震動に対応した緊急地震速報の運用の開始
更新日:2023年2月10日
2月1日より、緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級が追加されました。このことに伴い、長周期地震動階級3以上を予想された場合に、市では、防災行政無線で緊急地震速報の放送を行います。そのため、これまでよりも低い震度であっても、緊急地震速報が流れる場合がありますので、御理解、御協力をお願いします。
変更前 | 震度5弱以上を予想した場合 |
---|---|
変更後 | 震度5弱以上または長周期地震動階級3以上を予想した場合 |
長周期地震動とは
長周期地震動とは、大きな地震が生じる周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長いゆったりとした大きな揺れのことです。
長周期地震動により、 高層ビル は大きく長時間揺れ続ける場合があります。また、遠くまで伝わりやすい性質があり、地震が発生した場所から数百キロメートル離れたところで大きく揺れることがあります。長周期地震動階級3~4の揺れでは、家具などが倒れたり、落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険があります。
なお、緊急地震速報は、これまで地表面付近の比較的短い揺れを対象とした震度の予想による発表であったため、高層階で感じる揺れとは異なる場合がありました。
長周期地震動階級とは
長周期地震動階級とは、気象庁が定める高層ビルを対象とした地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度を基に長周期地震動による揺れの大きさを4つの階級に区分した指標です。
詳細な内容につきましては、気象庁のホームページをご確認ください。