令和2年新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設運営研修会(訓練)を実施
更新日:2022年7月26日
8月20日(木曜日)、八條小学校において市職員を対象に「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設運営研修会(訓練)」を実施しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、災害時の避難所運営が課題となる中で、避難者はもちろんのこと避難所を運営する職員の感染防止のため、3密(密閉・密集・密接)の回避や衛生対策の徹底など感染症対策が重要となります。
訓練は、避難所運営を担う職員に対し新型コロナウイルス感染症に対応した避難者の受付、一般の避難者と体調不良者の対応など避難所運営のポイントを中心に訓練を行いました。
当日の研修会の様子を紹介します。
研修の様子
【感染症対応版マニュアルの確認】
「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営職員行動マニュアル」を確認しました。
【防災備蓄品の確認】
八條小学校に保管している防災備蓄品を確認しました。
【学校職員と避難所開設の打合せ】
避難所施設を管理する学校職員と避難所開設にあたっての打合せ事項について確認しました。
【避難者スペースの設置】
避難者の滞在スペースは、感染防止の観点から、2メートルの間隔を空けて配置しました。
【受付準備】
新型コロナウイルス感染症対策のため、手指消毒液、マスク、非接触型体温計などを受付に設置しました。
【非接触型体温計の使用方法を確認】
新型コロナウイルス感染症対策として、受付時には検温を実施しました。
検温で使用する非接触型体温計の使い方を確認しました。
【避難者の受入】(手指消毒、検温の実施)
受付者と避難者に分かれ、新型コロナウイルス感染症対策における受付の手順を確認しました。
避難所への入所受付を行う前に、手指消毒、検温を行いました。
【避難者の受入】(問診票、避難者カードの記入)
発熱などの症状が認められない避難者に、問診票と避難者カードの記入を依頼しました。
受付者は問診票から、感染の疑いがあるか判断し、避難者スペースへ案内しました。
【避難者の受入】(発熱があった場合の誘導、聞き取り)
検温で発熱が確認された方、問診票で感染の疑いが認められた方は、専用のスペースへ案内しました。
【避難者の受入】(避難者名簿の作成)
受付者は、避難所業務で使用する避難者名簿を作成しました。
また、新型コロナウイルス感染症の発症者が生じた場合にその濃厚接触者を後追いできるよう避難者各人が滞在する位置について名簿に記入しました。
日ごろからの災害への備え
令和元年台風第19号衛星画像(出典:熊谷地方気象台)
令和2年7月、熊本県を中心に、九州から東北地方にかけ日本各地で豪雨災害が発生し、甚大な被害をもたらしました。
集中豪雨や台風など、これから風水害が多発する時期を迎えます。
避難とは、難を避けることであり、安全を確保することであります。
コロナ禍の現在におきましては、避難所の3密を避けることも必要となることから、自宅で安全が確保できる方につきましては、在宅での避難に備え、洪水地震ハザードマップを確認いただくとともに、水、食料、日用品をはじめ、感染症対策としてマスク、消毒液、体温計など非常持ち出し品を準備するなど、日ごろから災害への備えをお願いいたします。