介護現場におけるハラスメントの防止について
更新日:2020年1月9日
介護現場のハラスメント
ハラスメントについては、確定した定義はありませんが、身体的暴力、精神的暴力およびセクシュアルハラスメントをあわせて介護現場におけるハラスメントとしています。ハラスメントは人の尊厳を不当に傷つける、社会的に許されない行為です。
介護現場でハラスメントが発生すると、職員が精神的苦痛のため休職や退職に追い込まれたり、メンタルヘルス不調に陥ってしまうなどの悪影響だけでなく、利用者も継続的で円滑な介護サービスを利用できないなどの悪影響を及ぼします。
こうした悪影響を回避するためにも、ハラスメントで悩んでいる方、事業者、利用者、利用者の家族それぞれが、ハラスメントをなくすための取組を進めることが求められています。
ハラスメントの被害をなくすために
まず、利用者・利用者家族の方に、はっきりと意思を伝えましょう。
ハラスメントは、受け流しているだけでは状況は改善されません。「やめてください」「私はイヤです」と、あなたの意思を伝えましょう。我慢したり、無視したりすると事態をさらに悪化させてしまうかもしれません。問題を解決することが、悩んでいる他の人を救うことにもつながります。
利用者・利用者家族の方が、介護現場での職員へのハラスメントが全国的な問題になっていることを認識し、ハラスメントを防止するよう心がけることが大切です。ハラスメント対策は介護職員を守るだけでなく、利用者にとっても介護サービスの継続的で円滑な利用にも繋がる重要な対策です。
マニュアル
「介護現場におけるハラスメント対策マニュアル」について(PDF:2,134KB)
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