下水道事業の運営状況のお知らせ
更新日:2023年11月10日
今回は、下水道事業の運営状況についてお知らせします。
(前回の、9月にお知らせした「下水道のご案内」は、こちらをご参照ください。広報やしお9月号でも、「汚水処理の流れ」を、お知らせしています。)
下水道は、家庭や事業所などから出る汚水を処理するための施設です。
汚水の処理費用は、下水道使用料により賄われていますが、八潮市の使用料水準では、毎年度収支に不足が生じており、公費で補填して事業を運営している状況です。
今後は、新たな整備だけでなく老朽化対策なども実施していくため、安定的かつ持続的な運営が求められています。
下水道事業は、「施設の維持管理に係る経費(収益的収支)」と「施設の整備に係る経費(資本的収支)」により運営しています。
1.収益的収支
家庭や事務所などで使われた汚水を、処理場まで水を運ぶ汚水管とポンプ場(市内、西袋汚水中継ポンプ場)や、汚水をきれいにする下水処理場(埼玉県が運営する、中川水循環センター)の施設を維持管理する経費になります。
これまでに整備を行った施設に係る減価償却費(15億849万円)や、下水処理場の維持管理費(4億9,712万円)、施設を作る借入金の利息(2億5,685万円)が主な経費になります。
一方で、経費に係る収入について、下水道使用料(11億6,379万円)や、減価償却費に係る財源の長期前受金戻入(11億603万円)が主なものになりますが、収入が不足しているため、公費で補填(他会計補助金、3億7,930万円)しています。
2.資本的収支
汚水管やポンプ場、下水処理場を整備する経費になります。
汚水管を整備する管渠整備の経費(26億1,050万円)や、施設を作る借入金の元金返済(13億630万円)が主な経費になります。
一方で、経費に係る収入について、施設を作る借入金(17億410万円)や、施設を作る際の国からの補助金(11億1,767万円)が主な経費になりますが、収入が不足しているため、公費での補填(他会計補助金、7億2,559万円)や、消費税の収支調整額などの補填財源で補っています。
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