下水道のご案内
更新日:2024年9月3日
八潮の水辺の風景
下水道は、家庭や工場、事業所などから出る「汚れた水」や、地上に降った「雨水」を、速やかに集めて処理する施設です。汚れた水には、トイレから出る「汚水」と、台所や風呂などトイレ以外から出る「雑排水」があり、下水道ではまとめて「汚水」として処理します。
下水道が整備されると、家の中で使用した水は、排水口から下水管へ速やかに流すことができます。下水管は、道路の両側にある側溝(U字溝)とは別のもので、道路の地下深くに埋められており、日常生活では見る機会がないため、その重要性に気づかれずに利用しています。
八潮市下水道のご案内(浄化槽から下水道に切り替える方向け)(PDF:4,184KB)
八潮市下水道のご案内翻訳表(English)(PDF:200KB)
八潮市下水道のご案内翻訳表(Vietnamese)(PDF:371KB)
Yashio Gesuido(やしお下水道だより)について
下水道だより
下水道事業について広く知ってもらうため、年1回発行しています。
詳しくは、Yashio Gesuidoのページをご覧ください。
下水道の役割
下水道には、大きく3つの役割があります。
衛生的で住みよい環境をつくります!
私たちが生活する空間から、汚水が速やかに無くなることで、蚊やハエ、悪臭の発生源がなくなり、衛生的で住みよい環境になります。
水辺の環境をきれいに保ちます!
汚水は、下水処理場できれいな水に再生してから河川に放流するため、水辺の環境をきれいに保つことができます。
大雨時に街が浸水することを防ぎます!
大量の雨水が街に溜まらないように、水路や下水管によって雨水を河川へ流したり、調整池という大きな池に貯留して、雨が止んだ後に排水します。
下水道の仕組み
下水道には、下水管、中継ポンプ場、下水処理場(中川水循環センター)という施設があります。これらの施設は、 汚水をきれいにするため、365日24時間休まず動き続け、私たちが衛生的で快適に生活できるよう支えています。
下水管
下水管には、汚水を流す汚水管と、雨水を流す雨水管があります。汚水管は家庭や工場から下水処理場まで、雨水管は道路側溝や水路から河川や調整池まで繋がっています。
東京や横浜など、昭和40年代までに下水道を整備した大都市の一部では、汚水と雨水を一つの下水管で流している地域もあります。
中継ポンプ場
中継ポンプ場は、下水管の途中にあります。汚水が自然に流れるよう、汚水管に緩やかな勾配をつけているため、地下深くなったところで、ポンプにより汲み上げています。
下水処理場
三郷市内に埼玉県が運営する下水処理場(中川水循環センター)があり、下水管により近隣の自治体から集めた汚水を、きれいな水に再生します。
下水処理場では、沈砂池でゴミを取り除いた後、反応タンクで微生物により汚れを分解し、水と汚泥に分離します。水は、魚が住める水質まできれいにして河川に放流します。汚泥は、固形燃料やバイオガスを抽出したり、焼却してセメントの原料に再利用します。
下水道の施設
八潮市の下水道
本市の下水道は、昭和49年に整備を開始し、昭和58年から使用できるようになりました。その後、都市開発に合わせて下水道を使用できる地域を拡大しました。現在、市が管理している下水管の延長は、264.6キロメートルあり、この距離は八潮市から愛知県名古屋市付近までの直線距離に相当します。市内には、まだ下水道を使用できない地域があるため、市では下水管の整備を進め、年々延長しています。
下水道を使用できる地域の確認は、八潮市公共下水道平面図をご覧ください。工事が終わり、新しく下水道を使用できるようになった地域は、毎年4月1日の告示後、ホームページなどで公開しています。
項目 | 八潮市 |
---|---|
市の人口(行政人口) | 93,089人 |
下水道を使用できる人口(処理区域内人口) | 75,469人 |
市の人口に対する下水道を使用できる人口の割合(普及率) |
81.1パーセント |
下水道に接続している人口(水洗化人口) | 68,973人 |
下水道を使用できる人口に対する接続している人口の割合(水洗化率) | 91.4パーセント |
市の面積(行政面積) | 1,802ヘクタール |
下水道を使用できる面積(処理面積) | 893.0ヘクタール |
市の面積に対する下水道を使用できる面積の割合(整備率) | 49.6パーセント |
下水管の延長(管渠延長) | 264.6キロメートル |
八潮市のデザインマンホール
八潮市のデザインマンホール
八潮市のデザインマンホールは、輝く水辺で、白鷺が魚を捕まえている場面を描いたものです。川に囲まれ、川を通じて自然とふれあってきた八潮の環境を表現しています。渦を巻く縁取りは、水の循環をイメージしています。
- マンホールカードは作成していません。
下水道接続のお願い
下水道の整備前からお住まいの方は、敷地内に浄化槽等を設置して汚水を処理しています。平成12年以前に建築し、単独浄化槽を設置している家では、台所や風呂から出る雑排水を、道路の側溝や水路へそのまま排水していることがあります。
下水道が使用できるようになると、衛生的で住みよい環境になるほか、浄化槽のような定期点検を行う必要がなくなります。下水道が整備された地域にお住まいの方は、早めに下水道への接続をお願いします。(条例により、浄化槽は下水道へ1年以内に接続いただくよう定めています。)
接続に係る工事費用は、市から無利子の貸付金を受けることができます。ご希望の方は八潮市指定下水道工事店にご相談ください。
下水道の使い方
下水道は、地域のみなさんで共有する施設です。詰まりの原因になるものや、下水管を傷める危険物、下水処理場で処理できないものは、流さないようにしましょう。
- 台所の生ごみや油、紙おむつなどの衛生用品は、詰まりの原因になります。
- 灯油やガソリンは、下水管を傷めたり、発火の危険があります。
- 有リン剤は、下水処理場で処理できないまま放流され、水辺の環境が悪化する恐れがあります。
流せないもの
下水道課について
所在地
八潮市中央一丁目2番地1 市役所本庁舎3階
開庁時間
平日(年末年始など除く)の午前8時30分から午後5時15分まで
電話
048-996-2111(市役所代表番号)
担当係
業務係(内線345)
- 下水道課の庶務に関すること
- 下水道使用料、公営企業会計に関すること
- 八潮市下水道事業審議会に関すること
管理係(内線262)
- 下水道台帳、排水設備申請に関すること
- 受益者負担金に関すること
- 八潮市指定下水道工事店に関すること
計画・工務係(内線421)
電話:048-996-3538
- 下水道事業の計画に関すること
- 下水管の工事に関すること
- 下水管の維持管理に関すること
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