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新型コロナウイルス感染症に関連する人権への配慮

更新日:2023年6月8日

新型コロナウイルス感染症に関連する差別や偏見

 新型コロナウイルス感染症の収束がなかなか見えない中、感染の恐れや不安、誤解や偏見により、感染した方やその家族、海外から帰国された方、外国人の方、医療従事者の方などに対して誹謗・中傷や不当な差別、偏見、いじめ、差別的な対応といった人権侵害が発生しています。

 新型コロナ感染症は、誰もが感染しうる感染症です。ウイルスは差別しません。闘う相手は人ではなくウイルスです。新型コロナウイルス感染症を理由にした差別や偏見は許されません。

 人権侵害につながることがないよう、公共機関などの提供する正確な情報を入手し、冷静な行動に努めてください。
 今こそ、私たち一人ひとりが、「お互いさま」の精神で、相手の立場に立って、思いやりの心を持って、支え合うことが求められています。

マスクを着けることが難しい人への配慮について

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、感染防止対策の1つとして、マスクの着用が求められています。
 感染を広げないために、マスクを着けることが広く呼びかけられ、多くの人がマスクを着けていますが、障がいや病気などさまざまな事情で、マスクを着けたくても着けることが難しい人がいます。また、そのご家族をはじめとした支援者などもマスクを着けることが難しい場合があります。

マスクを着けることが難しい、さまざまな事情とは

・発達障がい、感覚過敏、皮膚の病気、呼吸器など、さまざま原因でマスクを着けると肌に痛みを感じたり、気分が悪くなったり、体に異変を感じてしまう。
・聴覚障がい者やその支援者で、マスクをしていると口元や表情が見えずコミュニケーションが取りづらい など

配慮をお願いします

 多くの人がマスクを着けて生活している中でマスクを着けていない人を見ると、感染拡大への不安や、「私も我慢してマスクを着けているのに」という気持ちから、「なぜ着けていないのか」と非難したくなる気持ちが生まれるかもしれません。
 そういった気持ちが心無い言葉や冷たい視線となり、さまざまな事情によりマスクを着けることが難しい人を傷つけてしまうことがあります。
 マスクを着けていない人を見かけたときは、「マスクを着けることができない事情があるのかも」と想像してみてください。
 不当な差別や偏見につながることがないよう、一人ひとりのご理解とご協力をお願いします。

ご存じですか?シトラスリボンプロジェクト


◎ シトラスリボンプロジェクトとは?
 コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした愛媛の有志が作ったプロジェクトです。シトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、「ただいま」「おかえり」の気持ちを表すプロジェクトです。リボンやロゴで表現する3つの輪は、それぞれ「地域」「家庭」「職場(もしくは学校)」です。
 「ただいま」「おかえり」と言い合えるまちなら、安心して検査を受けることができ、ひいては感染拡大を防ぐことにもつながります。また、感染者への差別や偏見が生まれる弊害も防ぐことができるのではないのでしょうか。
 新型コロナウイルス感染症について正しく理解して、感染拡大を防ぐとともに、コロナの感染の有無にかかわらず、皆がお互いを尊重し、皆が心から暮らしやすい社会をつくりませんか。 

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。シトラスリボンプロジェクトのHP(外部サイト)

人権被害にあったら

 法務局の人権擁護機関では、新型コロナウイルス感染症に関連する不当な偏見、差別、いじめ等の被害にあった方からの人権相談を受け付けています。困った時には、一人で悩まず相談してください。

◎ みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)
  0570-003-110(平日午前8時30分から午後5時15分まで)
◎ 子どもの人権110番
  0120-007-110(平日午前8時30分から午後5時15分まで)
◎ 外国人人権相談ダイヤル
  0570-090911(平日午前9時から午後5時まで)

お問い合わせ

企画財政部 人権・男女共同参画課 人権・男女共同参画担当

所在地:〒340-8588 埼玉県八潮市中央一丁目2番地1

電話:048-996-2159

FAX:048-995-7367

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