このページの先頭です


令和4年度・5年度地区防災計画作成への取組(京成北、京成南、大曽根北)

更新日:2024年3月15日

令和4年度の取組

【京成北・京成南・大曽根北合同】第1回 「勉強会」

 令和4年8月7日(日曜日)、八潮メセナにおいて、市内の3自主防災組織(京成北地区防災会、京成南地区防災会、大曽根北町会地区防災会)の役員を対象に「地区防災計画勉強会」を開催しました。
 東京大学生産技術研究所・特別研究員の杉山高志(すぎやまたかし)先生から、地区防災計画について講演いただきました。
 その後、2班に分かれ、自分たちのまちやマンションを点検してみるため、災害が起こった時の課題、役に立つことや資源になる場所を出し合い、点検のポイントを確認することができました。

講演

・地区防災計画は人的・物的被害を減らすために住民主体で取り組むもので、計画書を作ることが目的ではなく、計画に基づいた活動を実際に進め、検証することが大事である。
・正解はなく、人それぞれ考え方が異なる内容があるが、普段から自分たちでできることを少しずつでよいから話し合っておいてほしい。
などのお話がありました。

講師の講演資料の一部です
講演資料(出典:杉山先生作成資料より)

班別検討

京成北地区防災会と京成南地区防災会の合同班と大曽根北地区防災会の2班に分かれ、それぞれの組織で抱えている課題などを出し合いました。

班で検討した中で出たものを書き出したもの
話し合って出た課題などはふせんを使用し、まとめました

発表(京成北・京成南合同班)

主な意見・課題など
・京成北地区は、購入した備蓄品を保管する場所がなく、各世帯に備蓄をお願いすることなどを検討する必要がある。
・以前、水に浸かった経験から早めに準備することが大事であり、共有していきたい。
・避難所となる学校について、避難する場所や防災備蓄品などを確認してみたい。
などが挙がりました。

発表(大曽根北班)

主な意見・課題など
・下水が溢れたときに水洗トイレを流さないよう周知することは特に大事だと感じた。
・停電等でエレベーターが停止した場合の対応を考えておく必要がある。
・低層階の人が上層階へ逃げるために顔の見える関係を築いておく。
などが挙がりました。

講評

最後に、杉山先生から講評をいただき、
・万一避難することを想定して、避難場所(学校やマンションの高層階など)に実際に行ってみること。
・垂直避難を実現する際には、
「自宅には2階以上があるか」
「2階以上でしばらく滞在できる空間や物資はあるか」
「2階以上に移動した後、情報収集する術はあるか」
など事前に丁寧に確認しておくことが大事である
とお話しいただきました。

【京成北・京成南合同】第2回 「まち歩き」

 令和4年9月23日(金曜日)、京成北地区防災会、京成南地区防災会の役員で、それぞれの地区に分かれ、まち歩きを行いました。
 まち歩きでは、建物倒壊などにより道がふさがれ緊急車両が通りにくくなるおそれのある道路のほか、浸水しやすい場所、防災倉庫、公園など実際に現場を確認し、地図に書き込んでいきました。
 まち歩き後、地区内の避難所となる中川小学校で、まち歩きで得た気づきなどを地図上にまとめ、発表し、相互に共有しました。
 また、校内に備蓄している防災備蓄品の内容および保管場所の確認を行いました。

まち歩きの様子

主な確認項目
・緊急車両が通りづらい道路
・倒壊のおそれのある建物やブロック塀
・浸水しやすい場所
・防災倉庫
・消火器
・公園、空き地 など

ふりかえり・発表(京成北班・京成南班)

主な気づき・意見など
・排水溝の上に物が置いてあり、水が流れにくくなっていると思われる箇所があった。
・消火器、空き地、空き家の場所を確認できた。
・狭い道路が多い地区で、街灯があるのは防犯対策にもよい。
・空き地があったため、備蓄品の置き場所として活用できるか確認してみたい。
などが挙がりました。

主な気づき・意見など
・東日本大震災を思い出し、地震発生時に、液状化の発生、電柱が傾く、空き家が倒れてこないかなど懸念される。
・地震発生時の一時避難場所として地区内にある駐車場を活用できないか検討していきたい。
などが挙がりました。

防災備蓄品の確認

校内にある防災備蓄品の内容および保管場所を確認しました。

【大曽根北】第2回 「作戦会議」

 大曽根北町会地区防災会は、マンハイム八潮という名のマンションにある町会で構成された自主防災組織であり、令和4年12月10日(土曜日)、地区防災計画作成に向けて、マンハイム八潮管理組合、管理会社の方を交えて作戦会議を行いました。
 地区防災計画作成に向けた現在の取組や参加者が課題と感じていることを共有した後、管理組合、管理会社が建物の維持管理などの面から計画の主体である自主防災組織に協力することへの理解を深め、今後の取組内容を整理しました。

作戦会議の様子

・地区防災計画の取組について知らない方が多いので、この取組を周知する継続的な働きかけが必要である。
・建物の設備や自主防災組織で備蓄している防災備蓄品などわかっていないことが多いので、まずは関心を持ちそ
 うなことから始めることが大事である。
などの意見を踏まえ、

優先して取り組む内容として、
・備蓄
 備蓄品の内容と場所を確認し、備蓄はどのようなものがあるとよいかなどについて検討する。
・建物の設備を確認
・安否確認
・体制づくり
 地区防災計画の主体である自主防災組織に、管理組合、管理会社は建物の維持管理などの面から協力し、この連
 携体制を整える。また、地区防災計画に取組んでいることを周知する方法(各フロアに掲示や各戸に配布するな
 ど)を検討する。
など話し合い整理しました。

令和5年度の取組

【大曽根北】第3回「作戦会議」

 令和5年6月4日(日曜日)、地区防災計画作成に向けて、大曽根北町会地区防災会、マンハイム八潮管理組合を交えて、第2回で出された「優先して取り組む内容」について取組の結果を発表しました。

作戦会議の様子

 発表の内容として、

  • 備蓄リストを作成したため見直しをしていく
  • 消火器やプロパン庫、備蓄庫の確認をした
  • 鍵の管理者の確認をした
  • 体制作りは~みんなに合った班に~を合言葉にフロアーに体制を作るなど工夫を加え、顔見知りを増やす努力をする

などの話し合いを行いました。

【京成北・京成南合同】第3回「計画策定進捗確認会」

 令和5年8月16日(水曜日)、京成北地区防災会、京成南地区防災会の役員で、それぞれの地区に分かれ計画策定の進捗状況を確認し、かつ、策定に必要な今後の課題を洗い出し、次回以降に話し合う内容を決めました。

確認会の様子

進捗状況

取組経過

令和5年度取組の結果

京成北地区・京成南地区・大曽根北地区 地区防災計画

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

生活安全部 危機管理防災課 地域防災担当

所在地:〒340-8588 埼玉県八潮市中央一丁目2番地1

電話:048-996-2111(内線305)

FAX:048-995-7367

本文ここまで


以下フッターです。