令和元年度地区防災計画作成研修会を開催
更新日:2021年12月21日
令和2年11月27日「地区防災計画」をテーマに令和2年度自主防災組織研修会、「地区防災計画をつくってみませんか?」を開催しました。
研修会では、東京大学加藤孝明教授による講演、昨年度、八潮市で初となる地区防災計画づくりに取り組んだ柳之宮自主防災組織狩野稔会長による事例報告、大山市長を交えてのパネルディスカッションを行い、構えず気軽に計画づくりに取り組むことが計画作成のポイントであることなどを学んだ大変有意義な研修会となりました。
当日の研修会の様子を紹介します。
研修の様子
講演 「地域から始める防災【も】まちづくりのすすめ」 加藤孝明教授
市民協働の防災まちづくりに実践的に取り組んでいる東京大学加藤孝明教授に地区防災計画づくりを通してのまちづくりについて講演いただきました。
最近の災害を振り返り、普段の暮らしの中で、災害時の状況を想像すること、地区防災計画は「あるもので何とかする」という視点で、地域の資源を活かした計画とすることが大事である。
地区防災計画づくりを通して、
・みんなの力を最大限発揮できる地域社会づくり
・得意なことを得意な人ができる地域社会づくり を目指すべき
などのお話がありました。
事例報告 「柳之宮地区防災計画」 狩野稔会長
柳之宮自主防災組織狩野会長に、地区防災計画づくりに取り組もうと思ったきっかけや、幅広い年代の方に、地区防災計画作成検討会に参加していただく工夫をした話、地区防災計画の内容などについてお話しいただきました。
今後の課題として、作成した地区防災計画をどう浸透させるかなどが挙げられました。
パネルディスカッション
テーマ 地区防災計画を作ってみませんか?
パネリスト 加藤 孝明 教授
狩野 稔 会長
大山 忍 市長
司会 北島 繁昭 氏
防災訓練などの参加者を増やしていくためにはどうしたら良いか、これから地区防災計画を作るとしたら特に何を大事にすると良いかなどについて意見を交わしました。
加藤教授による講演、柳之宮自主防災組織狩野会長による事例紹介、パネルディスカッションの詳細については、添付のPDFをご覧ください。
地区防災計画の作成で大切なこと
柳之宮自主防災組織 狩野会長のコメント
まち歩きを行うと、参加した皆さん全員が自分から情報を見つけようと能動的になり、よりよい話し合いができます。最初はまち歩きを行い、防災マップ作りから取り組むと良いのではないでしょうか。地域の幅広い年代の方に参加いただくことが大切です。
加藤教授のコメント
防災だけのまちづくりは限界があります。地域の皆さんが地域で大事にしていることや地域にあるものは何かを改めて共有し、「普段の暮らしの中で防災にも活かせるところがないか」という視点で考えると良いと思います。
大山市長のコメント
「計画を作る」って構えるとなかなか取り組みづらいので、いきなりハードルを高く設定せず、自分たちのまちを1度見直してみることからスタートすると良いと思います。また、実際に歩いてみることで、自分たちのまちの良さや今まで気づかなかったことが見えてきます。情報を共有しながら、和気あいあいと計画を作っていただければと思います。
地区防災計画の作成に対する市の支援
八潮市は、地区防災計画作成に取り組む地域の支援をします。
手引きや柳之宮地区の地区防災計画のデータ、防災マップを作るための白図も、地区ごとの図面を用意しておりますので、興味のある自主防災組織や町会・自治会の皆さんは、お気軽に危機管理防災課までお問い合わせください。
研修会の概要
令和2年度自主防災組織研修会
日 時 令和2年11月27日
会 場 八潮メセナ ホール
出席者 36団体 70人
開会挨拶
大山 忍 (八潮市長)
金子 政雄(八潮市自主防災組織連絡協議会会長)
講演
タイトル 「地域から始める防災【も】まちづくりのすすめ」
加藤 孝明(東京大学 生産技術研究所 教授・東京大学 社会科学研究所 特任教授)
事例報告
柳之宮地区防災計画
狩野 稔 (柳之宮自主防災組織会長)
パネルディスカッション
テーマ 地区防災計画を作ってみませんか?
パネリスト 加藤 孝明 教授
狩野 稔 会長
大山 忍 市長
司会 北島 繁昭 氏
「地区防災計画」作成の手引きの紹介
北島 繁昭((株)首都圏総合計画研究所)
参考
みんなでつくる地区防災計画:防災情報のページ(内閣府)(外部サイト)
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