6月4日~10日は「歯と口の健康週間」
更新日:2025年4月14日
6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。
歯の寿命を延ばすためには、むし歯や歯周病などのお口の疾患の早期発見・早期治療が重要です。
「8020」=「80歳になっても20本の歯を保つ」ことを目指しましょう。
<歯と口の健康週間の歴史>
歯と口の健康週間が6月4日からになったのは、昭和3年から昭和13年まで、日本歯科医師会が「6(む)4(し)」にちなんで、6月4日を「虫歯予防デー」としたのが始まりです。
その後、「口腔衛生週間」や「口腔衛生強調運動」と名称が変わり、平成25年からは現在の「歯と口の健康週間」となりました。
むし歯ができるまでの過程
- むし歯菌が、歯に残った糖分をエサにして、ねばねばしたプラーク(歯垢)を作ります。
- プラークの中でむし歯菌が増えていきます。
- 増えたむし歯菌は酸を出して、歯をとかしていきます。
- とけた歯の表面は、最初はだ液の作用で修復されますが、だんだん修復が追い付かなくなっていき、歯に穴があくと「むし歯」となります。
むし歯予防の5つのポイント
むし歯を予防するために、5つのポイントがあります。
- 食べたら歯をみがきましょう
- 食事やおやつは決められた時間に食べましょう
- 歯みがきで磨き残しがないようにしましょう
- よくかんで食べましょう
- 鼻で呼吸するようにしましょう
むし歯予防ポイント(1)食べたら歯をみがきましょう
「食事のあと」と「寝る前」に歯をみがきましょう。
寝ている間は、だ液が減り、むし歯菌が活発になります。
特に「寝る前」の歯みがきが重要です。
むし歯予防ポイント(2)食事やおやつは決められた時間に食べましょう
決められた時間に食事をすることで、だらだら食べをしないようにしましょう。
だらだら食べは、お口の中に常に糖分がある状態になり、むし歯菌が増殖しやすくなります。
むし歯予防ポイント(3)歯みがきで磨き残しがないようにしましょう
歯ブラシだけでは、歯と歯の間のプラーク(歯垢)は約60%しか落とせないと言われています。
デンタルフロスを併用すると約80%、歯間ブラシを併用すると約85%までプラーク除去率を上げることができます。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使って歯みがきをするようにしましょう。
むし歯予防ポイント(4)よくかんで食べましょう
だ液には、
- お口の中の洗浄・殺菌効果
- 初期のむし歯の修復作用
があります。
食べる時はよくかんで、だ液をの分泌をうながしましょう。
むし歯予防ポイント(5)鼻で呼吸するようにしましょう
マスク生活が長く続きましたが、マスクの下のお口の形は「ぽかん口」になっていませんか?
お口があきっぱなしになると、口が乾燥しだ液が少なくなり、口臭の原因にもなります。
口を閉じて、鼻呼吸を心がけましょう。
かかりつけ歯科を持って、定期的な健診を受けましょう
普段からかかりつけ歯科医をもち、定期的なお口のチェックを受けましょう。
年に1~2回は、定期的な歯科健診を受けることが推奨されています。
20・30・40・45・50・55・60・65・70歳の方は歯周疾患検診をご利用ください
20・30・40・45・50・55・60・65・70歳の方は、市が実施する「歯周疾患検診」を受けることができます。
歯周病のチェックだけでなく、むし歯があるかどうかも含めて、お口の中の状況を市内の歯科医療機関で診てもらえます。
対象年齢の方は、ぜひご利用ください。
≫歯周疾患検診のページへ
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