水痘(みずぼうそう)の流行注意報発令中
更新日:2025年5月15日
水痘(みずぼうそう)の流行注意報が発令されました。
妊婦など重症化しやすい方は注意しましょう。
埼玉県内の水痘(みずぼうそう)の定点当たりの報告数が1.43人となり、国の定める注意報基準値である1.00人を超えました。水痘(みずぼうそう)は、感染力が強く、接触感染・飛沫感染・空気感染のいずれでも広がります。感染が疑われるときは、事前に連絡した上で、速やかに医療機関を受診するとともに、家庭では、タオルや食器等の共用を避けるほか、マスク・手洗いの徹底、換気などの対策に努めましょう。
水痘(みずぼうそう)とは
- 9歳以下に発生が多くみられる病気で、潜伏期間は10日から21日です。
- 発疹が現れる1~2日前から、出現後4~5日(もしくはかさぶたになるまで)感染力があります。かゆみのある発疹、紅斑や丘疹が現れて短期間で水疱や膿疱となり、かさぶたとなって治癒するとされています。
- 成人、特に妊婦の感染は重症化しやすく、妊娠初期の感染によって、胎児に先天性水痘症候群という低出生体重、四肢低形成、皮膚瘢痕などを伴う先天異常をおこし、分娩前5日~分娩後2日の感染によって新生児に致死的な重症水痘が生じることもあります。
- 治療として抗ウイルス薬が使用されるほか、かゆみなどの症状に応じた対症療法が行われます。
感染経路
感染経路は、咳やくしゃみなどに含まれるウイルスを吸い込むことによる 「飛沫感染」「空気感染」と、ウイルスが付いた手で口などの粘膜に触れることによる 「接触感染」です。
水痘(みずぼうそう)の予防のポイント
- 飛沫感染を防ぐため、普段からマスクの着用等の咳エチケットを心掛けましょう。
・咳やくしゃみを他人に向けて発しない
・マスクをしない状態で咳やくしゃみが出そうになったらハンカチなどで口を覆う
・手のひらで咳やくしゃみを受けたときは、すぐに手を洗う - スケジュールに沿ったワクチン接種を行いましょう。1~2歳のお子さんは水痘ワクチンの定期接種予防の対象です。予防接種スケジュールに沿って接種を受けましょう。
- 接触感染を防ぐには、手指などに付いたウイルスは流水・石けんによる手洗いで物理的に取り除きましょう。患者の水疱や患者が使用したものに触れた後は、必ず手を洗いましょう。
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