麻しん(はしか)について
更新日:2019年12月9日
麻しんの感染予防には予防接種が有効です。今まで麻しんに罹ったことのない方は、予防接種を受けることをお勧めします。
麻しんとは
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染・飛沫感染・接触感染で、ヒトからヒトへ感染します。
麻しんは感染力が非常に強く、同じ部屋にいるだけで感染することがあり、免疫のない方が感染するとほぼ100パーセント発症するといわれています。
症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。色素沈着はしばらく残ります。
主な合併症は、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎で、死亡する割合も1,000人に1人と言われています。
予防について
麻しんの予防、感染の拡大防止には、予防接種が効果的です。1回接種による免疫獲得率は95パーセント以上であり、発症リスクを最小限に抑えることが期待できます。
麻しんの定期予防接種の対象者は、早めに予防接種を受けましょう。(1期:1歳以上2歳未満、2期:5歳以上7歳未満の者で小学校就学前の1年間)
定期予防接種対象以外の方で、麻しんに罹ったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない方は、かかりつけ医にご相談ください。
麻しんを疑う症状が現れた方へ
麻しんの患者と接触した方、海外渡航歴がある方で、熱、せき、のどの痛み、目が赤くなる、発疹などの症状があった場合には、まず草加保健所に電話でご相談ください。
受診の際は、保健所の指示に従い、マスクを着用のうえ、医療機関を受診してください。
移動の際には、周囲の方に感染しないよう、公共交通機関の利用を避けてください。
予防接種に関する問い合わせ
八潮市立保健センター
048-995-3381
麻しんの感染に関する問い合わせ
埼玉県草加保健所
048-925-1551
関連情報
麻しん(はしか)について(埼玉県ホームページ)(外部サイト)
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