八潮市のオビシャ(県選択無形民俗文化財)
更新日:2024年12月11日
郷土に古くから受け継がれてきた民俗行事「八潮市のオビシャ」が、3カ所で受け継がれています。
「オビシャ」は八潮では「弓ぶち」と呼ばれ、弓矢で的を射ることによってその年の吉凶や農作物の出来を占います。
木曽根の弓ぶち
木曽根の弓ぶち
木曽根氷川神社で、毎年1月15日に近い日曜日に行われます。
「上組」と「下組」の祭り組が集まって神事を行ったのち、鳥居の前に雌雄一対の的を並べて弓を射ます。矢の当たり具合でその年の天気や農作物の出来を占います。弓射ち終了後に行われる謡では上組・下組が順番に謡い合い、戦前まで即興の詞を作り相手方を罵り合ったため、「木曽根の喧嘩祭り」とも呼ばれています。
日時:令和7年1月12日(日曜日)午前10時ごろから *弓射ちは10時30分ごろ
場所:木曽根氷川神社(木曽根1092番地)
鶴ケ曽根上の弓ぶち
鶴ケ曽根上の弓ぶち
鶴ケ曽根上久伊豆神社で、毎年1月中旬に行われます。
氏子が集まって作った弓矢や的を神前に供えて祈祷を行ったのち、当番を交代する宿送りを行います。その後、鬼の絵と文字が墨書された的に矢を射て、最後に的を貫く「通し矢」を行い、五穀豊穣を祈願します。
日時:令和7年1月19日(日曜日)午前10時ごろから *弓射ちは11時30分ごろ
場所:鶴ケ曽根上久伊豆神社(鶴ケ曽根1941番地)
鶴ケ曽根下の弓ぶち
鶴ケ曽根下の弓ぶち
鶴ケ曽根下久伊豆神社で、毎年1月中旬に行われます。
「谷中組」「八軒組」「鈴組」「四軒組」の4つの祭り組が境内に集まり、組ごとに弓矢や的などを作ります。作ったものを神前に供え、神事、当番交代を行ったのち、各組ごとに自身の組の的を射て、五穀豊穣を願います。
日時:令和7年1月19日(日曜日)午前8時ごろから *弓射ちは10時30分ごろ
場所:鶴ケ曽根下久伊豆神社(鶴ケ曽根1821番地)