もし、肺がん検診で精密検査が必要と言われたら
更新日:2023年3月7日
精密検査を受けるメリットは、異常の原因を突き止め、治療を早期に始めることで治る可能性が高まることです。また、病気でなかったとしても生活習慣を見直すきっかけになり、その結果病気の予防につながります。
精密検査の方法は2つあります。
(1)胸部CT検査
CTとはコンピュータ断層撮影のことで、体内を輪切り状態にしてX線撮影します。胸部X線検査よりも小さな陰影を見つけることが出来ます。病変が疑われた部位をさらに詳しく撮影して検査を行います。
(2)気管支鏡検査
気管支鏡とは、電子スコープまたはファイバースコープとも言われ、口または鼻から気管支に挿入する機器です。病変が疑われた部位を直接観察し、組織や細胞を採取する検査です。
過剰に心配しないで、落ち着いて医療機関を受診してください。本当に怖いのは精密検査を受けずに放置し、治るはずの病気が手遅れになることです。ぜひ時間を確保して、精密検査を受けるようにしましょう。