【注意】八潮市内の土地を調査される方へ
更新日:2025年5月8日
市内には過去に行われた開発や、土地改良により公図や道路幅員が複雑になっている箇所があります。また、現況が道路後退しているように見えても分筆がされていないケースや、さらなる道路後退が必要なケースも多数存在します。そのため市内で土地の調査をする際には、道路台帳による幅員だけでなく官民境界や道路後退の有無、寄附採納の必要性についても確認いただきますようお願いいたします。
(通称)八潮開発
(通称)八潮開発 位置図
八條・鶴ケ曽根地区の(通称)八潮開発と呼ばれる地区内では、民地の一部が道路に入り込んでおり、現況と公図が一致しないことがありますので、ご注意ください。
(通称)八潮開発とは
八潮開発とは八條・鶴ケ曽根地内の一部において、かつて民間業者により宅地を整理し、新たに道路を整備した地域のことを指します。(位置図参照)この地域内は開発当時、道路の舗装部分のみで4.0mメートルの道路を整備し、側溝を民地内に敷設して事業を完了した地域となっています。また、事業終了後に分筆・合筆を行わなかったことから公図が煩雑となっているのもこの地域の特色です。
民地内の側溝分について
道路の内訳
市では民地内に敷設された側溝について、沿道の方から側溝分を寄附または、道路敷として借りることの承諾(使用承諾)をいただき、市道として管理しています。
市が土地を借りている場合には、公図で分筆線が引かれないことから、土地の権利上は右の図のように民地の一部が道路に入り込んでいる状態となります。
八潮開発地内で土地の調査をする場合には、道路台帳による道路幅員だけでなく土地の一部が道路に含まれていないかなどについても、併せて調査をしていただくようお願いいたします。
公図が煩雑となっていることから判断が難しい場合がありますので、窓口にてご確認をお願いいたします。
また、使用承諾となっている土地については、寄附のご検討をお願いいたします。
八潮第一土地改良区
八潮第一土地改良区 位置図
八潮第一土地改良区内では、現況幅員が4.0メートル以上でも道路後退が必要な場合がありますので、ご注意ください。
八潮第一土地改良区について
八潮第一土地改良区は1949年に大曽根・浮塚地区の農家の方々で組織され、農業用の水を遠くから引いたり、水はけをよくしたりと農業生産性を向上させるために農地の開発・改良・保全を行いました。八潮第一土地改良区はすでに解散しており、現在は八潮市が道水路を管理しています。
道路後退について
道路の内訳
第一土地改良区内は土地改良で道路を通した際に、多くの道路は3.3メートルの道とその両脇に1.0メートル水路の計5.3メートル幅員の道路として整備されました。現在、水路部分は側溝に置き換わり、水路のない道路となっているように見受けられますが、公図ではまだ1.0メートルの水路が残された状態となっています。
建築基準法により4.0メートル未満の道路は道路後退の義務が発生します。第一土地改良区内には公図で道が4.0メートル未満となっている道路が多くあるため、建築の際には道路後退の義務が発生してきますのでご注意ください。
※道路後退の詳細については建築の担当課及び下記担当課でご確認をお願いいたします。
分筆手数料助成金について
市では道路後退部分を分筆して市に寄付していただける方を対象に、 “分筆手数料助成金”を交付しております。道路後退用地の寄附は任意となりますが、土地の権利区分及び境界の明確化のためにも、後退部分の寄附のご協力をお願いいたします。
詳細については以下のリンクをご確認ください。
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