令和元年度上水道事業会計決算状況
更新日:2020年9月23日
収益的収支(消費税抜き)
<1年間の営業活動に関係する 収入と支出>
皆さんから納めていただいた水道料金などの収入と、埼玉県から水を購入した費用やご家庭に水道水をお届けするために必要な水道施設の維持管理費などの支出です。
収益的収入
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
水道料金 | 17億569万円 |
皆さんにお支払いいただいた水道料金です。 |
長期前受金戻入 | 2億4,871万円 | 補助金などで取得した資産の減価償却見合い分を収益化した分です。 |
その他 | 5,812万円 | 下水道使用料の徴収事務手数料や設計審査手数料などです。 |
合計 | 20億1,252万円 | ー |
収益的支出
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
県水受水費 | 5億3,726万円 |
埼玉県企業局から水を購入した費用です。令和元年度は、水道水の83.0パーセントを県から購入しました。 |
動力費 |
1億4,559万円 | 動力費は、浄水場・配水場から各ご家庭に水道水を送るためのポンプを動かした電気料金です。 |
減価償却費 | 5億4,999万円 | 取得した固定資産を、耐用年数に応じ各年度に配分して計上した費用です。 |
支払利息 | 6,642万円 | 国と地方公共団体金融機構から借りた企業債(借金)の利子返済額などです。 |
人件費 | 1億606万円 | 営業活動に従事した職員の給料や手当などの費用です。 |
その他 | 3億1,805万円 |
水道事業を運営するために委託した水道料金徴収事務や浄水場・配水場施設管理業務などの費用、その他の営業活動に要した費用です。 |
合計 | 17億2,337万円 | ー |
純利益 | 2億8,915万円 | 当年度の収益的収入から収益的支出を差し引いた利益です。この利益は、施設整備のために積み立てしました。 |
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資本的収支(消費税込み)
<水道施設などを造るための 収入と支出>
新しくご家庭に水道を引く際に納めていただいた分担金などの収入と、安定して水道水をお届けするために必要な水道施設の建設改良費などの支出です。
資本的収入
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
工事負担金 | 1億1,742万円 | 土地区画整理地内の配水管新設に係る費用や消火栓の設置に係る費用として、市などから支払われた負担金です。 |
企業債 | 3億円 | 建設改良工事に要する費用を国や地方公共団体金融機構から借りた資金です。 |
分担金 | 1億7,871万円 | 新たに水道を引いたりメーター口径を大きくしたりしたときに、皆さんに納めていただいた負担金です。 |
合計 | 5億9,613万円 | ー |
不足金 |
5億7,431万円 | 資本的収入から資本的支出を差し引いた不足額を、収益的収支における純利益を積み立てたお金や、過年度に収益的支出に計上された現金の支出を伴わない減価償却費などで補いました。 |
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資本的支出
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
建設改良費 | 8億3,976万円 |
主なものは、配水管の新設・改良工事、浄水場・配水場施設の建設工事などの費用や、これらの工事をするために委託した諸業務に係る費用の他、水道メーターや機械設備などの資産の購入費用です。 |
企業債償還金 | 2億5,706万円 | 国と地方公共団体金融機構から借りた企業債(借金)の元金の返済額です。 |
人件費 | 7,362万円 | 建設改良工事に従事した職員の給料や手当などの費用です。 |
合計 | 11億7,044万円 | ー |
令和元年度 | 平成30年度 |
比較増減 | |
---|---|---|---|
給水人口 | 92,259人 | 91,146人 |
1,113人増 |
給水件数 | 44,542件 | 43,455件 |
1,087件増 |
総配水量 | 10,474,080立方メートル | 10,743,873立方メートル |
269,793立方メートル減 |
実施した主な事業等
維持管理
委託関係
- 中央浄水場・南部配水場の施設管理業務
- 中央浄水場・南部配水場の電気設備定期点検業務
- 水質検査業務、臨時水質検査業務
- 漏水等緊急対応業務
- PCB廃棄物処理業務
修繕関係
- 公道漏水 38件
- 宅内漏水 88件(公道から水道メーター手前まで)
- 中央浄水場電気設備(シーケンサ設備等)修繕
建設投資
配水施設
- 配水管新設・布設替工事 3,803メートル
- 廃止 4,126メートル
(内訳)
石綿セメント管 1,041メートル
ポリエチレン管 1,005メートル
ダクタイル鋳鉄管 2,080メートル
《収支状況》
収益的収支につきましては、収入は、20億1,252万円(消費税抜き、前年度比1.6パーセント減)、支出は17億2,337万円(消費税抜き、前年度比1.6パーセント増)となりました。
この結果、当年度の純利益は2億8,915万円となり、全額を建設改良積立金としました。
資本的収支につきましては、収入は5億9,613万円(消費税込み、前年度比18.6パーセント増)、支出は11億7,044万円(消費税込み、前年度比5.9パーセント増)となり、不足額5億7,431万円が発生しましたので、過年度分損益勘定留保資金や建設改良積立金などで補てんしました。
《現況と課題》
令和元年度は、利根川水系の夏季における降水量が平年以上であったことなどから、年間を通じて水不足となることはなく、安定した水道水の供給を行うことができました。
本市では、八潮駅を中心とした都市基盤整備が着実に進み、人口も徐々に増加している中、水道事業においては、前年度と比べ給水件数、給水人口は増加したものの、夏場の水需要が減少したことなどにより、配水量は前年度より減少しました。また、配水管の新設とともに老朽化した配水管の布設替えを計画的に実施してきたことにより、有収率が上昇しました。
今後も引き続き、市内で実施している土地区画整理事業と連携して配水管の布設を進めるとともに、浄水・配水施設や配水管の耐震化を推進するなど計画的な改善事業を実施し、安全な水の安定供給に努めてまいります。
令和元年度八潮市上水道事業決算書は下記のダウンロードをご覧ください。
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