令和3年度上水道事業会計決算状況
更新日:2022年9月21日
収益的収支(消費税抜き)
<1年間の営業活動に関係する 収入と支出>
主な収入: 水道料金収入など
主な支出: 埼玉県から水を購入した費用、水道施設の維持管理費など
収益的収入
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
水道料金 | 17億2,600万円 | 皆さんにお支払いいただいた水道料金です。 |
長期前受金戻入 | 2億5,840万円 | 工事負担金などで取得した資産の減価償却見合い分を収益化した分です。 |
その他の収入 | 5,955万円 | 下水道使用料の徴収事務手数料や設計審査手数料などです。 |
合計 | 20億4,395万円 | ― |
収益的支出
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
埼玉県から水を |
5億3,114万円 |
埼玉県企業局から水を購入した費用です。令和3年度は、水道水の80.9パーセントを県から購入しました。 |
電力費 |
8,291万円 | 浄水場・配水場から各ご家庭に水道水を送るためのポンプを動かした電気料金や、配水管の修理や施設の機能を維持するために要した費用です。 |
減価償却費 | 5億6,026万円 | 取得した固定資産を耐用年数に応じ各年度に配分して計上した、現金の支出を伴わない費用です。 |
借入金の |
4,676万円 | 国と地方公共団体金融機構から借りた企業債(借金)の利子返済額などです。 |
人件費 | 1億1,456万円 | 営業活動に従事した職員の給料や手当などの費用です。 |
その他の支出 | 3億3,856万円 |
水道事業を運営するために委託した水道料金徴収事務や浄水場・配水場施設管理業務などの費用、その他の営業活動に要した費用です。 |
合計 | 16億7,419万円 | ー |
収支差引 |
3億6,976万円 | 当年度の収益的収入から収益的支出を差し引いた利益です。この利益は、今後の施設整備のために積み立てしました。 |
---|
資本的収支(消費税込み)
<水道施設などを造るための 収入と支出>
主な収入: 水道を引く際に支払う分担金など
主な支出: 水道施設の建設改良費など
資本的収入
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
工事負担金 | 1億3,565万円 | 土地区画整理地内の配水管新設に係る費用や消火栓の設置に係る費用として、市などから支払われた負担金です。 |
借入金 | 1億8,000万円 | 建設改良工事を行うために国や地方公共団体金融機構から借りた資金です。 |
分担金 | 1億3,303万円 | 新たに水道を引いたりメーター口径を大きくしたりする際に、皆さんに納めていただいた負担金です。 |
合計 | 4億4,868万円 |
ー |
不足金 |
6億4,670万円 | 資本的収入から資本的支出を差し引いた不足額を、収益的収支における純利益を積み立てたお金や、過年度に収益的支出に計上された現金の支出を伴わない減価償却費などで補いました。 |
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資本的支出
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
建設改良費 | 7億4,491万円 |
主なものは、配水管の新設・改良工事、浄水場・配水場施設の建設工事などの費用や、これらの工事をするために委託した諸業務に係る費用の他、水道メーターや機械設備などの資産の購入費用です。 |
借入金の元金返済 | 2億7,127万円 | 国と地方公共団体金融機構から借りた企業債(借金)の元金の返済額です。 |
人件費 | 7,920万円 | 建設改良工事に従事した職員の給料や手当などの費用です。 |
合計 | 10億9,538万円 | ー |
令和3年度 | 令和2年度 | 比較増減 | |
---|---|---|---|
給水人口 | 92,039人 | 92,493人 |
454人減 |
給水件数 | 45,713件 | 45,374件 |
339件増 |
総配水量 | 10,626,240立方メートル |
10,737,150立方メートル |
110,910立方メートル減 |
実施した主な事業など
維持管理
委託関係
- 中央浄水場・南部配水場の施設管理業務
- 中央浄水場・南部配水場の電気設備定期点検業務
- 水質検査業務、臨時水質検査業務
- 漏水等緊急対応業務
修繕関係
- 公道漏水 46件
- 宅内漏水 38件(公道から水道メーター手前まで)
- 中央浄水場PC配水池鉄骨螺旋階段塗装修繕
建設投資
配水施設
- 配水管新設・布設替工事 3,993メートル
- 廃止 2,356メートル
(内訳)
石綿セメント管 240メートル
ポリエチレン管 1,617メートル
ダクタイル鋳鉄管 499メートル
《収支状況》
収益的収支につきましては、収入は、20億4,395万円(消費税抜き、前年度比1.7パーセント増)、支出は16億7,419万円(消費税抜き、前年度比0.7パーセント減)となりました。
この結果、当年度の純利益は3億6,976万円となり、全額を建設改良積立金としました。
資本的収支につきましては、収入は4億4,868万円(消費税込み、前年度比7.0パーセント減)、支出は10億9,538万円(消費税込み、前年度比4.8パーセント減)となり、不足額6億4,670万円が発生しましたので、過年度分損益勘定留保資金や建設改良積立金などで補てんしました。
《現況と課題》
令和3年度は、利根川水系の夏季における降水量が平年を上回ったことから、年間を通じて安定的に水道水を供給することができました。
本市の人口動態は、令和3年度から減少傾向となり、前年度と比較して給水人口は減少したものの、八潮駅を中心とした都市基盤整備の進展により、給水件数は増加しています。
配水量については、一般家庭の使用水量がコロナ禍以前の状況に戻りつつあるため、前年度と比較して減少となり、また、有収率も若干低下しています。
今後も引き続き、市内で実施している土地区画整理事業と連携して配水管の布設を進めるとともに、浄水・配水施設や配水管の耐震化を推進するなど計画的な改善事業を実施し、安全な水の安定供給に努めてまいります。
令和3年度八潮市上水道事業決算書は下記のダウンロードをご覧ください。
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