令和5年度上水道事業会計決算状況
更新日:2024年9月24日
収益的収支(消費税抜き)
1年間の営業活動に関係する収入と支出
主な収入: 水道料金収入など
主な支出: 埼玉県から水を購入した費用、水道施設の維持管理費など
収益的収入
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
水道料金 | 16億7,507万円 | 皆さんにお支払いいただいた水道料金です。 |
長期前受金戻入 | 2億5,761万円 | 工事負担金などで取得した資産の減価償却見合い分を収益化したものです。 |
その他の収入 | 6,590万円 | 下水道使用料の徴収事務手数料や設計審査手数料などです。 |
合計 | 19億9,858万円 | ― |
収益的支出
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
埼玉県から水を |
5億3,173万円 |
埼玉県企業局から水を購入した費用です。令和5年度は、水道水の82.5パーセントを県から購入しました。 |
電力費 |
8,347万円 | 浄水場・配水場からご家庭に水道水を送るためのポンプを動かした電気料金や、配水管の修理や施設の機能を維持するために要した費用です。 |
減価償却費 | 5億8,034万円 | 取得した固定資産を耐用年数に応じ各年度に配分して計上した、現金の支出を伴わない費用です。 |
借入金の |
3,290万円 | 国と地方公共団体金融機構から借りた企業債(借金)の利子返済額です。 |
人件費 | 1億2,303万円 | 営業活動に従事した職員の給料や手当などの費用です。 |
その他の支出 | 3億4,703万円 |
水道事業を運営するために委託した水道料金徴収事務や浄水場・配水場施設管理業務などの費用、その他の営業活動に要した費用です。 |
合計 | 16億9,850万円 | ー |
収支差引 |
3億8万円 | 当年度の収益的収入から収益的支出を差し引いた利益です。この利益は、今後の施設整備のために積み立てしました。 |
---|
資本的収支(消費税込み)
水道施設などを造るための収入と支出
主な収入: 水道を引く際に支払う分担金など
主な支出: 水道施設の建設改良費など
資本的収入
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
工事負担金 | 1億5,659万円 | 土地区画整理地内の配水管新設に係る費用や消火栓の設置に係る費用として、市などから支払われた負担金です。 |
借入金 | 4億7,000万円 | 建設改良工事を行うために地方公共団体金融機構等から借りた資金です。 |
分担金 | 1億3,455万円 | 新たに水道を引いたりメーター口径を大きくしたりする際に、皆さんに納めていただいた負担金です。 |
合計 | 7億6,114万円 |
ー |
不足金 |
7億5,875万円 | 資本的収入から資本的支出を差し引いた不足額です。収益的収支における純利益を積み立てたお金や、過年度に収益的支出に計上された現金の支出を伴わない減価償却費などで補いました。 |
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資本的支出
項目 | 金額 | 用語の説明 |
---|---|---|
建設改良費 | 12億6,785万円 |
主なものは、配水管の新設・改良工事、浄水場・配水場施設の建設工事などの費用です。これらの工事を行うために委託した諸業務に係る費用の他、水道メーターや機械設備などの資産の購入費用です。 |
借入金の元金返済 | 1億8,426万円 | 国と地方公共団体金融機構から借りた企業債(借金)の元金の返済額です。 |
人件費 | 6,778万円 | 建設改良工事に従事した職員の給料や手当などの費用です。 |
合計 | 15億1,989万円 | ー |
令和5年度 | 令和4年度 | 比較増減 | |
---|---|---|---|
給水人口 | 93,086人 | 92,524人 |
562人増 |
給水件数 | 46,839件 | 46,509件 |
330件増 |
総配水量 | 10,433,670立方メートル |
10,421,990立方メートル |
11,680立方メートル増 |
実施した主な事業など
維持管理
委託関係
- 中央浄水場・南部配水場の施設管理業務
- 中央浄水場・南部配水場の電気設備定期点検業務
- 水質検査業務、臨時水質検査業務
- 漏水等緊急対応業務
修繕関係
- 公道漏水 52件
- 宅内漏水 30件(公道から水道メーター手前まで)
建設投資
配水施設(配水管)
- 新設・布設替等 3,882メートル
- 廃止 2,796メートル
(内訳)
石綿セメント管 329メートル
ポリエチレン管 1,634メートル
ダクタイル鋳鉄管等 833メートル
《収支状況》
収益的収支につきましては、収入は、19億9,858万円(消費税抜き、前年度比1.0パーセント減)、支出は16億9,850万円(消費税抜き、前年度比2.2パーセント減)となりました。
この結果、当年度の純利益は3億8万円となり、全額を建設改良積立金としました。
資本的収支につきましては、収入は7億6,114万円(消費税込み、前年度比64.8パーセント増)、支出は15億1,989万円(消費税込み、前年度比58.1パーセント増)となり、不足額7億5,875万円が発生しましたので、過年度分損益勘定留保資金や建設改良積立金などで補てんしました。
《現況と課題》
令和5年度は、利根川水系の夏季における降水量が平年を下回ったものの、年間を通して安定的に水道水を供給することができました。
本市の人口動態は、前年度と同様に増加傾向が続いており、この影響により給水人口及び給水件数は増加しています。
配水量については、気温や水温が上昇する夏季において、水質を維持するため、水道水の排水作業を前年度より多く実施したことや、漏水量が若干多くなったことにより増加となりました。
また、有収率については若干の減少が見られました。
今後については、引き続き、市内で施行している土地区画整理事業に合わせて配水管の布設を進めるとともに、浄水・配水施設の更新や耐震化を推進するなど、計画的に改善事業を実施していくことにより、安全な水の安定供給に努めてまいります。
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