わがまちの水道
更新日:2021年1月26日
八潮市は埼玉県の南東部、都心から約15キロメートルの位置にあり、周囲を埼玉県草加市、三郷市、東京都足立区、葛飾区と接しています。市域は東西5.23キロメートル、南北7.45キロメートル、面積は18.02平方キロメートルの平坦な地形であり、北足立台地と野田台地にはさまれた中川低地の南端に位置し、東に中川、西に綾瀬川の自然堤防と後背湿地からなっています。
本市は、昔から江戸の食料供給地として米や野菜の生産を中心とする純農村として栄えてきました。明治に入り埼玉県に編入され、明治22年には、八條村、潮止村、八幡村の3村となり、昭和31年3村合併により八潮村が誕生しました。その後、首都圏における人口と産業の集中の影響を受け、ベッドタウンとして急激な宅地化等により人口も増加し、昭和39年に八潮町となり、昭和47年には市制施行により八潮市となりました。
そして、平成17年8月に開通した「つくばエクスプレス」と伴に八潮駅周辺の都市基盤整備が順調に進み、近代都市へと新たな発展に向け邁進しています。
《水道事業の経緯及び主要施設》
本市の上水道事業は、昭和34年に簡易水道(給水人口4,898人、計画一日最大給水量750立方メートル)にて給水開始しました。その間、昭和41年の第一期拡張事業を皮切りに、平成2年スタ-トした第四期拡張事業(計画給水人口95,000人、計画一日最大給水量49,300立方メートル)、の目標達成に向け今日に至っています。
主要な施設は、自己水源として深井戸8井を有し、浄配水施設としては中央浄水場、平成8年度から稼働した南部配水場があり、それぞれ施設能力、32,000立方メートル/日、17,300立方メートル/日、計49,300立方メートル/日(計画値)です。
その他、市民の皆さんが願う安全で安心な水のご要望に対して、八潮市の水道水の大半を賄っている埼玉県新三郷浄水場では、オゾン処理、生物活性炭処理を行う高度浄水処理施設が平成22年4月から稼動し、これまで以上に水道水が飲みやすくなりました。
《今後の水道事業について》
急激に進む少子高齢化や経済状況の停滞など社会情勢が日々変化しており、水環境を取り巻く情勢も大きく変わってきております。
本市水道事業においても、社会情勢の変化などに合わせ、また、水道施設の老朽化に伴う更新や大規模地震の発生に備えた耐震化事業の推進、健全な水道事業の経営、人材育成や技術の継承など、様々な問題を抱えながら、効率的で安定した水道事業の運営が必要となっております。
こうした状況に対応していくために、平成22年3月に策定した「八潮市水道ビジョン」の見直しをおこない、平成30年3月に新たな「八潮市水道事業ビジョン」を策定しました。
本ビジョンでは、これらの社会情勢や水道事業のさまざまな問題を踏まえ、50年、100年先においても、安全で良質な水を安定供給できるよう、「安心を未来につなげる八潮の水道」を基本理念に、「安全」、「強靭」、「持続」の観点に基づき、適切な施設の更新、耐震化を図り、健全な水道事業の運営を進めていきます。