子どもの目のがん「網膜芽細胞腫」
更新日:2021年12月15日
「網膜芽細胞腫」とは
網膜芽細胞腫は、網膜に発生する悪性腫瘍で、小児期に発症する眼球内腫瘍の中で最も多く、出生児1万5千人~2万3千人に1人の割合で発症するといわれています。
この病気は、瞳が白く見える「白色瞳孔」や「斜視」などの症状が見られ、家族が気づいて受診することが多く、平均発症年齢は1歳6カ月、5歳までに95%が診断されるといわれています。
早期に治療が行われれば、生命にかかわることは少なく、治癒させることができます。
早期発見のために
日頃から「ひとみが白く見えるか」「ひとみが黄緑色に光って見えるか」「目つきがおかしくないか」など、保護者の方が定期的にお子さんの目の健康状態をチェックし、気になる症状があれば眼科医の診察を受けましょう。