このページの先頭です


がん検診のメリット・デメリット

更新日:2022年4月4日

がん検診は自覚症状がない方が対象です

がん検診の目的は、症状が出る前にがんを早期発見し、適切な治療を行い、がんによる死亡を減少させることです。
そのため、対象者は特に自覚症状がない健康な方となります。
がん検診は健康な方の中から「検診」というふるいにかけて、がんの疑いの人にのみ精密検査が行われます。
自覚症状があり、医療機関を受診した方は健康な方に比べ、がんの可能性が高く、ふるい分けのための検査では不十分です。
そこで、診断を目的として最初から精密検査を用います。
自覚症状がある方は検診ではなく、医療機関へ受診しましょう。

検診のメリット(利益)・デメリット(不利益)について

がん検診のメリット

(1) 救命の効果

がん検診の最大のメリットは、検診によりがんを早期に見つけ、早期に治療ができることで命を守ることです。

(2) 早期のがんの発見

がん検診は、「検診を受ける時点で症状がない健康な人」が対象です。
そのため、検診では、がんが「早期の段階」に見つかりやすく、早期のがんはそのほとんどが治り、しかも、身体への負担が少ない治療で済みます。
一方、症状が出てから病院の外来等を受診して発見されるがんは、比較的進行した段階のことが多く、臓器によっては治療が難しい場合があります。

(3)がん以外の病気を見つけて治療できる

がん検診では早期のがんが見つかるばかりでなく、がんになる前段階の病変が見つかることもあります。
子宮頸がんにおける異型上皮、大腸がんにおける大腸腺種(ポリープ)などがその例です。
このような前がん病変は、それを治療することでがんになるのを防ぐことができます。

(4 )安心して生活できる

がん検診を受けて「異常なし」と確かめられると、安心して生活ができます。これもがん検診のメリットといえます。
しかし、過信は禁物です。定期的にがん検診を受けましょう。

がん検診のデメリット

(1) がん検診ではがんが100%見つかるわけではない(偽陰性)

どのような優れた検査でも、100%の精度ではありません。
がんが小さすぎたり、見つけにくい場所や、見つけにくい形をしていたりする場合は、検査を受けてもがんを見逃してしまうこともあります。
この見逃しのことを、「偽陰性」と言い、偽陰性の程度は、がんの種類や検査の精度によって異なります。

(2) 結果的に不必要な治療や検査を招く(過剰診断・偽陽性)

検診で見つかるがんには、微小でその後も進行がんにはならないがんもあり、その場合、本来生命に影響しません。
しかし、いったん見つかった早期がんは、治療するために手術などの治療が行われます。この治療は、本来は不要であった可能性があり、このことを「過剰診断」といいます。今のところ、このようながんと普通のがんを早期に見つかった段階で区別することはできません。
さらに、がん検診によって、「がんの疑い」と判定されれば、必ず精密検査を受ける必要があります。
しかし、精密検査を受けた結果「がんではなかった」ということも多くあります。これを検診の「偽陽性」と言います。この偽陽性もある程度は避けようがありません。

(3) 検査を行うことで偶発症を招く

検診として検査を受けることで、まれに事故等を招くことがあります。このことを「偶発症」と言います。
たとえば、内視鏡検査を受けると、胃の場合で1万人に一人、大腸では1,500人に一人の割合で、胃や腸に穴が開いたり出血したりすることが報告されています。また、検査ではX線による被爆もあります。
いずれも極めて低い可能性ですが、注意深く検査を行ってもこのような偶発症が起こる可能性をゼロにすることはできません。

(4) 検診による心理的影響

がん検診を受ける場合は、個人差はありますが心理的負担が考えられます。
検診により「がんの疑い」とされた場合は、精密検査を受けなくてはなりませんが、その結果が悪性か良性か、検査結果が出るまでの心理的負担は大きいものです。
しかし、医師や看護師から十分な説明を受け、がん検診のメリット・デメリットを理解することが必要です。

お問い合わせ

健康福祉部 健康増進課(保健センター) 成人保健担当

所在地:埼玉県八潮市八潮八丁目10番地1

電話:048-995-3381

FAX:048-995-3383

本文ここまで


以下フッターです。