桜などを枯らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の情報提供にご協力ください
更新日:2018年1月26日
クビアカツヤカミキリによる被害
クビアカツヤカミキリの幼虫は、桜、梅、柿、桃、ポプラなどの樹木に寄生して弱らせ、枯らしてしまいます。
埼玉県内では平成25年にはじめて発見されて以降、県北部や東部の複数の地域において発見が相次いでおり、被害が拡大しています。
クビアカツヤカミキリが寄生した樹木からは、フラスと呼ばれる大量の木屑と糞が排出され、根元に落ちています。成虫や被害にあった樹木を見つけた方は、環境リサイクル課までご連絡ください。また、成虫を捕獲した場合は、その場で処分をお願いします。
クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリ(クロジャコウカミキリとも呼ばれる)は、平成30年1月15日に、外来生物法による「特定外来生物」に指定された外来種の昆虫です。
特定外来生物は、飼養(飼養)、保管、運搬(持ち出し)が法律により禁止されています。
クビアカツヤカミキリ
特徴
体長2~4センチメートルほどの大きさで、体全体が光沢のある黒色をしており、首(胸部)が赤いのが特徴です。触角は黒色で、オスの触角は体長より長く、メスの触角は体長より短くなっています(写真参照)。
成虫は6~8月ごろに出現し、交尾や産卵を行ないます。卵は約10日で孵化し、生まれた幼虫は樹木内部に寄生し、木の幹を食べながら、2、3年で成虫になります。幼虫の間は樹木の中に生息しているため、外からは見られません。