八潮のむかしばなし(四話)
更新日:2018年12月6日
源義光と綾瀬川
(大曽根)
むかし、なんでも源義家が東国に征伐にいったとき、合戦で難儀したそうな。
義家の弟に源義光がおって、兄じゃの応援に向かうとちゅう大曽根をとおりかかった。義光はちょうど綾瀬川のところで道にまよったんだと。
そこで休んでいたところ、北から南に流れていた川の水が、急に南から北へ流れをかえたそうな。
川がいきさきをおしえてくれたというので、その方向へ出陣し、兄の義家をたすけ、大勝利をおさめたんだと。
戦からの帰り道、出陣の方向をおしえてくれたところにたちより、橋をかけたそうな。その橋が蛇橋だそうな。